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なんちゃってパラノーマル・アクティビティかと思いきや!?最後にどんでん返しが待ち受けるくっきー!さん主演のコメディホラー「ミステイクン」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(902日目)

「ミステイクン」(2011)
伊藤隆行監督

◆あらすじ
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自身の部屋に言い知れない違和感を抱いた川島はカメラを回すが、その時、玄関のベルが鳴る。それをきっかけに次から次へと奇怪な現象が起こりはじめ、川島は極限まで追いつめられていくが……。(映画.comより引用)
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•予告動画

•この映画を一言で表すなら?


『野性爆弾•くっきー!の自宅で怪奇現象が多発!証拠を押さえるために定点カメラを設置すると…』

という、野性爆弾のくっきー!(当時は“川島邦裕”名義)さん主演の60分程のなんちゃってパラノーマル・アクティビティなフェイクドキュメンタリーホラーです。

野性爆弾のくっきー!さん(映画.comより引用)

※ちなみに「パラノーマル・アクティビティ」とは

自宅で不可解な現象が度々起こるので定点カメラで撮影してみたら、えげつないくらいに心霊現象が撮れちゃったというていのフェイクドキュメンタリーのホラー映画です。

2007年に公開され、製作費1万5千ドルという低予算作品ながら「斬新!怖すぎる!」と世界中で大ヒット。最終的な興行収入は1億9千万ドルというとんでもない数字を叩き出しました。

後のホラー作品にも大きな影響を与えた有名な作品ですので御興味ある方はぜひ合わせてご覧になってみてください!

•具体的にはこんな作品!


異常なまでに家賃が安い部屋に引っ越してきたお笑い芸人•野性爆弾の川島邦裕(くっきー!)。

住んで早々、人の気配や物音に悩まされた彼は定点カメラを設置して何か映ってないか、その決定的な証拠を押さえようとする。

歯を磨く、寝る、ネタを作る、いつも通りの日常。

しかし確実に異変が彼に迫っていた…

https://youtu.be/Afg10lgwXBI?si=vJRfAuFTe3AR3p5nより引用

髪の長い女、もぞもぞと動く鞄、トイレで姿を消した相方•ロッシーetc…

もしあの間違いに気づいてさえいれば…そう思った時には全てが手遅れだった…

といった感じの奇天烈な野性爆弾ワールド全開のちょい緩めのパラノーマル・アクティビティです笑

寝ているくっきー!さんに手が迫ります…(https://youtu.be/Afg10lgwXBI?si=vJRfAuFTe3AR3p5nより引用)

•良かったところと気になったところ


ちょい緩のなんちゃってパラノーマル・アクティビティのまま終わるのかなと思いきや、最後の最後でしっかりとどんでん返しが待ってます!

しかも「そこからそう落とすの!?」と思わず叫びたくなるような意外性のある終わり方をするのが個人的には相当ハマりました。※オチが気になる方は目次から「自分なりのまとめ」まで飛んでもらうと書いてあります!

なもんで、怖いシーンになるとわざわざ映像を巻き戻してアップにするなどのクドい演出が実は伏線になっており、構成や脚本のうまさも光っていました。

ホラー映画というよりかは野性爆弾さんの緩いコントを見ている感覚かもです。(映画.comより引用)

正直なところ怖さ的な部分は控えめなので、あくまでも野性爆弾くっきー!さんが主演だから楽しめる作品だと思います。

今作が上映されたのが2011年なのでくっきー!さんも今ほど東京のテレビには出ておらず、どちらかというと関西色強めのクセすご芸人という印象のほうが強かったです。

ちなみにAmazonプライムで配信中の「野性爆弾のザ・ワールド チャネリング」は野爆ワールド全開で中毒性がヤバいのでオススメです!

当時の野性爆弾のお二人がレギュラーだった「やりすぎコージー」か何かのロケにて、くっきー!さんが一切食レポも行わず、というかそもそも食べないという尖りきったボケを連発。挙げ句は漬物屋さんの御主人に「こんだけうまけりゃ歯糞もうまなりますわなぁ!!」と大声で叫んでおり、スタジオはドン引き。今田さん、東野さん、ジュニアさんは腹を抱えて笑っていましたが…

この時、まだ浪人中だった私は「こんなすごい芸人さんがいるなんて…」と腰を抜かした記憶があります。東京で野性爆弾さんのお笑いが浸透するのにはだいぶ時間が掛かりましたが、今ではすっかりお茶の間の人気者ですよね。ずっと応援していたのでとても嬉しいです。

個人的には相方ロッシーさんの天然っぷりも大好きです。(映画.comより引用)

15年近く前の作品なので服装や帽子にも時代を感じますし、後半に登場する出演者の顔ぶれがその時代過ぎて猛烈にノスタルジックな気持ちになりました。

好きな芸人さんが出ているからかなり贔屓目に見ているとは思いますが面白かったです!

https://youtu.be/Afg10lgwXBI?si=vJRfAuFTe3AR3p5nより引用

•監督はこんな人&視聴可能なサブスクは?


監督を務めた伊藤隆行氏は「やりすぎコージー」や「モヤモヤさま~ず2」を手がけたテレビ東京の名プロデューサーで、現在はテレビ東京アニメ局長とテレビ東京制作非常勤取締役を兼任されていらっしゃいます。

その前年にははんにゃの金田さん主演で「お墓に泊まろう!」(’10)という作品も手掛けています。こちらも気になりますね!

そして!

今作は現在U-NEXT、hulu、ABEMATVにて配信中のほか、Amazonプライムにてレンタル(330円〜)が可能です。

ちなみに今作は第3回沖縄国際映画祭で上映されたのち、渋谷などでレイトショーで公開されたそうです。(Amazon.co.jpより引用)

•がっつりストーリー紹介


引っ越してきたばかりの部屋に何やら異変を感じた野性爆弾の川島邦裕はさっそく定点カメラを設置。

特に何も起こらないまま夜になり、可愛らしい寝巻きに着替えていると水が跳ねる音が聞こえたような…

気に留めることなく念入りに歯磨き。口から歯磨き粉が垂れようが構わず無心で磨く。するといきなり物音が!

しかしその後は何も起こらずそのまま就寝。

画面いっぱいに映し出される1/10は何を意味しているのか?

セッティング中はハンケツです。(https://youtu.be/Afg10lgwXBI?si=vJRfAuFTe3AR3p5nより引用)

翌朝、念入りすぎる歯磨きとうがいの後は電子ピアノを弾きながらネタ作り。

「わては〜なにわの〜売春婦〜」とオリジナルソングを即興で作っていると突然インターホンが鳴り、宅急便が届く。

「おとぼけもの?」、「いえ、お届け物です」というファニーなやり取りを挟みつつ、送り主はなんと相方のロッシー。

家賃は安いけど心霊現象が多発していることやパラノーマル・アクティビティみたいなことをしようとカメラを回しているんだ等と配達員にしつこく絡む川島。

配達員も負けじと家賃がいくらなのかをしつこく尋ねるので最終的には追い返されてしまう。

不思議な配達員(https://youtu.be/Afg10lgwXBI?si=vJRfAuFTe3AR3p5nより引用)

相方ロッシーからのプレゼントは鏡。さっそく部屋に飾り、りんごやバナナをクセのある食べ方で食したらまた電子ピアノを触る。

「よしこは〜なにわの〜売春婦」と少しアレンジが加わる。するとおもむろに昨日撮影した就寝中の部屋の様子をテレビで見てみることに。

なにか寝言を言っているが聞き取れない。するとまた先ほどの配達員が荷物を持ってくる。

「映像を見ていけ」等と絡むが、配達員も家賃を教えてくれと引き下がらないので強引に帰らせる。

なんとなしにロッシーから貰った鏡を見ると背後には首を吊った白い服の女性が映り込んでいた…

画面いっぱいに映し出される2/10。日付ではないようだが果たして何なのか…

これは怖いですね!(https://youtu.be/Afg10lgwXBI?si=vJRfAuFTe3AR3p5nより引用)

何やら水の跳ねる音がするので浴室へ向かう川島。

すると浴槽には大きなタコが4匹程入っていた。その中の一匹に「どうしたのよしこさん?さみしくて呼んだの?」等と愛でており、どうやらこれは心霊現象ではないらしい。

タコに餌を与え、また映像の続きを見る。すると就寝中の自分に手が迫り、先ほどの女が顔を覗かせた。

あまりのことに驚いた川島は慌てて着替えて仕事へ向かう。誰もいないはずの部屋では大きなカバンがもぞもぞと動いている…

3/10…何かのカウントダウンなのか?

予告ではタコにモザイクが入ります。(https://youtu.be/Afg10lgwXBI?si=vJRfAuFTe3AR3p5nより引用)

川島は怖さを紛らわしたいからなのか、相方のロッシーを連れて帰ってくる。

ロッシーは「引っ越し祝いの鏡なんて贈ってない」と言うが、まずはあの映像を見てもらうことに。その間、川島はキッチンでよしこさんの鼻唄を口ずさみながら何やら料理をする。

大きな寸胴で茹でていたのは可愛がっていたはずのタコのよしこさん。

茹で上がったよしこさんを包丁で切りながら「痛い?どんどんちっちゃくなっちゃうね」等とブツブツ言いながら、急に無の表情で手が止まったり、ほとんどを流しに捨てたりと様子がおかしい川島。

相方のロッシーさん(https://youtu.be/Afg10lgwXBI?si=vJRfAuFTe3AR3p5nより引用)

ロッシーのためにタコとブロッコリーのマリネを作った川島。しかしそれを食べたロッシーは急な腹痛を訴え、トイレに駆け込む。

特に気に留めることもなく川島は「ケンサクちゃん〜ケンサクちゃん〜」と鼻唄を口ずさみながら寸胴のふたを開けてトングを突っ込む。

すると彼のトングが掴んだのは人間の頭。驚きのあまり絶叫するがもう一度見てみると普通のタコ(ケンサクちゃん)だった。

それを細かく切りつつ食べる川島を突然の吐き気が襲う。彼が吐き出したのは大量の髪の毛。

そしていつまでも戻ってこないロッシーが気になりトイレを開けると、そこには大量の血と一匹のタコしかいない。

5/10とは一体何を現しているのか…

本編ではモザイク無しです。(https://youtu.be/Afg10lgwXBI?si=vJRfAuFTe3AR3p5nより引用)

いきなり電気が消えてパニックになる川島。なにかを打ちつける音や水の跳ねる音が聞こえる中、何かが迫りくる。

浴槽を見に行くとタコのタダオがいるだけ。しかし安心しきった川島が振り返るとそこにはあの女の姿が…

驚きのあまりその場で気絶した川島が目を覚ますと朝になっていた。なぜかベッドがこんもりしているため、ロッシーかと思い布団をめくる。

するとそこには頭に包丁を刺して血を流している自分が横たわっていた…

映画.comより引用

「自分が死んでいた!」

と答える次長課長の河本。何やらクイズ番組のようだ。

司会者は草野仁と元テレビ東京の大橋アナ。回答者は河本の他にラサール石井、ガレッジセール川田、はんにゃ金田、木下優樹菜がいる。

『物理的にはありえないことを探してもらう』

という企画趣旨のクイズ番組“ミステイクン”

先ほどの解答が見事正解だった河本が優勝。次のボーナスクイズに正解すればハワイ旅行がもらえとのこと。

つまりこれまでの心霊現象は全て番組と川島によるクイズのための演出で、◯/10は問題の数だったのだ。

つまりはあの女性は仕込みでした。(https://youtu.be/Afg10lgwXBI?si=vJRfAuFTe3AR3p5nより引用)

最後のボーナスクイズは中継先のあの部屋にいる川島の身に起こる『物理的にはありえないことを探してもらう』というもの。

河本は確信を持って「ベットの下に宅配便の人が潜んでいる!」と答えるも不正解。

しかし、中継先の川島はまだ気づいていないがベッドの下からあの宅配便の男が現れ、背後から彼を襲撃。そこで映像が止まってしまう。

想定外の出来事にスタジオは騒然となり、司会の草野仁も言葉を失う。誰もが気づいていなかったが、これまでの映像を見返すと部屋の中であの配達員が何度も映り込んでいたのだった。

「人生は間違いの連続だ…人は後になってから間違いに気づく…もしあの間違いに気づいてさえいれば…」

もっと早くに気づけていれば…と後輩を助けることが出来なかった河本の後悔で物語は幕を閉じるのだった。

https://youtu.be/Afg10lgwXBI?si=vJRfAuFTe3AR3p5nより引用

•自分なりのまとめ


『野性爆弾くっきー!さんの身に降りかかる心霊現象が全て演出で、実はそれを当てるクイズ番組だった』

というタネ明かしから、『本当に不審者が紛れ込んでおり、くっきー!さんが襲われてしまう』というオチに繋がるのがなんとも秀逸ですし、60分という尺がちょうど良かったです。

パジャマが可愛いですね。(https://youtu.be/Afg10lgwXBI?si=vJRfAuFTe3AR3p5nより引用)

カバンの中に入っていたのは実はエスパー伊東さんだったとか、浴槽でタコを飼っているのは心霊現象でもなんでもなくただのくっきー!さんの趣味だったとか、実はテレビから貞子が登場したり、ジェイソンやチャッキーにも襲われていたことが後で分かるのもくだらなくて面白かったです笑

『物理的にはありえないことを探してもらう』という出題の定義が曖昧な気はしますが、そこはまぁいいんじゃないですかね笑

ホラーとしてはあれですが、お笑い好きの方ならば絶対に楽しめると思います。出演者のチョイスに何とも懐かしみが感じられて面白かったです!

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