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60歳定年後。会社の肩書きを失っても、まだ私に残っていたもの

定年後、副業の世界で私は『未経験者』になった

「はい、定年です」と
60歳で会社の外へ出され、
会社を出た瞬間、
私には肩書きがなくなりました。


私は海外の日系企業で34年働きました。

周りのリストラや、
左遷を疑うような異動もあれば、
逆に、思いがけない
抜擢や昇進もありました。

会社という大きな流れの中で、
偶然も幸運も含めて、
たくさんの経験をさせてもらったと思います。
今思えば、恵まれた会社員人生でした。


でも、クラウドソーシングの世界では、
誰もそれを見ていませんでした。

ここでは私の34年間のキャリアは
ほとんど通用しなかったのです。


🟦会社員としての34年のキャリアは、一瞬で『実績ゼロ』になった

個人で働く私の肩書きは、
「未経験ライター」
ただ、それだけでした。

定年前から
準備はしていたつもりでした。

60歳で退職後は、
会社とは違う働き方、
定年のない場所、

で仕事を続けたい。
そう思って、
オンラインの動画クリエイタースクール
にも入りました。

『手に職をつければ安心』

そう信じていたんです。

……でも、動画を見るのと作るのは別でした(笑)

私は動画編集をあきらめ、
「ライティング」を
副業の軸にすることにしました。


🟦未経験ライターが最初にぶつかる「低単価地獄」

最初に受けた仕事は、
20円のアンケートでした。

プロフィールに
「海外勤務34年」と書いても、
応募は落ち続ける。

テストライティング、
低単価のWeb記事、
単発案件。

落ちて、受けて、また落ちて。

とにかく実績作りの時期でした。
ポートフォリオもスカスカです。

それでも少しずつ
整えながら続けていき、
運よくライティング案件を受注したときは、
全力で、取り組みました。

それでもクラウドワークスの
手数料20%を引いたら
1案件500円程度でした。

時給100円未満。

これが未経験ライターの『現実』です。
時給換算すると、正直、直視したくない金額でした。


🟦 私が「時給100円の地獄」を抜け出せた、たった1つの転機

「やっぱり60歳未経験じゃダメなのか……」と
諦めかけていた私ですが、

ある時、応募する案件の『種類』を
ほんの少しだけ変えてみたのです。

その結果、私の副業単価は、
1案件500円以下の地獄から、
手取り『2000円を超える』、
さらには『6000円を超える』継続案件へと
一気に跳ね上がりました。

20円のアンケートから始まった私が、
なぜ、特別なスキルもないまま
「あなただから次もお願いしたい」と
直接契約の継続案件を掴めるようになったのか。

実はそこには、
私が会社員としての34年間で
「身体に染みついていた、ある意外な能力」の
存在がありました。

自分では『ただ長くやってきただけ』と
思っていたその経験こそが、
外の世界では、
そのまま仕事につながっていたのです。


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