【本編未公開】 ここだけの追撃レシピ! vs 出汁茶漬け 【攻略編】
さて、「カクヨム」にて連載中のエッセイ
『今から飯テロするので抗って下さい』
にて紹介している料理に、著者自らが挑戦状を叩きつけるというこのnoteだけの企画!
勿論、お読み頂いている皆さんは・・・・そうです、大人しく飯テロされて下さい。
えぇ、本編同様抗っって頂いても構いませんよ?
えぇ、抗えるならね・・・(ニヤリ)
というわけで、早速参りましょう!!!
『出汁茶漬け』
本編では豆腐とちりめん山椒のダブルトッピングでテロさせて頂いたわけですが、まだまだありますよ、美味しい食べ方!!!
オススメの食べ方その1
「伽羅蕗と塩昆布」
たっぷりの出汁が注がれたご飯の中央に、甘辛く炊かれた伽羅蕗を5ミリ程度のサイズに刻んだものを山に盛り、その周りの出汁に細切りの塩昆布をパラパラと浮かべます。
海水浴の砂浜でやった棒倒しのように、伽羅蕗の山を崩すと、じんわり旨味が滲み出た塩昆布の海へと転がっていく。そこをご飯、出汁もろともにさらさらーっと掻き込むわけです。
あぁ見つけたねこの正解。そんな納得の中で後味までじんわり美味しい。
いやぁ昆布は偉大だね。そして伽羅蕗のあの独特な風味が足し算でも掛け算でもなく、累乗されるが如くお互いに引き出しながら増幅するんだから、大したもんだよね。
オススメの食べ方その2
「へしこ」
北陸は福井県で昔から愛されるちょっと変わった御当地の名産品。
それが「へしこ」。鯖のぬか漬けでございます。
生臭いんじゃない?そんなの美味しいの?
いえいえ、そんな心配は全く要りません。ちゃんと美味しくて、ちゃんと珍味で、ちゃんとご飯のポテンシャルを最大限に引き出す驚異的な代物です。
さぁ、そんな「へしこ」を七輪で焼くと、炭の香りも相まって更に美味しさがましてくる。熱々のところをほぐして、急いで出汁茶漬けの上へと運びましたらば、そのまま「へしこ」を口の中へと入れて二噛み致します。
強い塩気と独特の香りと、何とも言えない強烈な旨味が一瞬で口の中を支配しにきますので、そこで出汁とご飯の援軍ですよ!
こんな美味しい茶漬けは食べたことがない。そりゃそうだよ、これは茶漬けなんて名前こそ付いてるけど、とんでもない手間暇がかかった一品で完成される料理だもの。
「へしこ」先手の食べ方に納得ができたら、今度は三つ巴と参りましょうや。「へしこ」に出汁にご飯を同時に流し込みます。そのまま飲み物にしてしまいそうなところを、がんばって耐えて咀嚼数回。口の中で潮騒のスープへと変化する様をお楽しみ頂いてから、どうぞお飲み下さいな。
オススメの食べ方その3
「柴漬け」
おっと先に申し上げておきますよ。その辺のスーパーにある柴漬けではございませんよ。古都京都で昔ながらに漬けられた柴漬け。それも茄子と茗荷が今回の刺客。まずは茗荷の柴漬けを細かく叩いて貰いましたらば、先に出汁の海へとパラリパラリ。
そして、茄子の柴漬けを一切れ箸で摘みましたらば、一気にご飯の上に載せつつ、茶碗を傾け、ご飯で出汁を押すが如く掻き込みます。
これ以上説明するのは野暮ってもんですな。
オススメの食べ方その4
「白菜漬けと梅と醤油」
この白菜漬けは市販の物でも十分楽しめます。但し、食べ頃の白菜漬けなんて準備しちゃいけませんぜ。酸味がしっかりと出た古漬けこそ正義。
そんな古漬けの白菜をごく少量の梅肉と合わせておきまして、それを雲海から頭を出すが如く出汁から出たご飯の山の頂上にセットしまして、そこに醤油を一滴だけ垂らすんですわ。後はもう流し込むだけの簡単なお仕事。
黙っていても、勝手に最後までちゃんとこなせますとも。
この醤油一滴がやってのける偉業は本当にすごい。出汁にしっかり醤油が入っているのに、やっぱりフレッシュな状態の醤油が一滴香るだけで、白菜のポテンシャルが格段に上がるわけですよ。
酸味がしっかり出ている白菜に更にまた違った酸味と香りを提供しつつ寄り添うのが梅肉の憎いところ。三者が三者ともちゃんと自分の役割を全うするからこその、至福の味なんですな。
この出汁茶漬け本体の紹介は「カクヨム」内
『今から飯テロをするので抗って下さい』
の「一皿目」として公開しております。まだご覧になって居られない方は合わせてお楽しみ下さい。
