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【no-tonのタイ出張報告#1】雲の上のエイリアン、黒い隕石、そして未知なる夜祭り




第1章:赤い翼の乗り物と、謎のレッドカーペット


成田空港というところに来た。 宇宙では移動といえばボディースーツを着て高速飛行するか、宇宙船で一瞬のうちにワープするかのどちらかだ。ワープもせず、時速たった数百キロで、7時間もかけて物理的に空を飛び続けるという気の長い移動は、ワシには未知の体験だった。

搭乗口に向かうと、まだ時間があるのに列ができ始めていた。とりあえず並んでみる。チケットというものを見せると、次々と人が流れていく。そこで目に入ったのは——赤いじゅうたんだった。 機内へと続くその道を歩きながら、ワシは少し背筋が伸びた。なぜ赤いのかは分からない。でもなんだか、特別な場所に招かれているような気がした。

「ニャ……(なんだか悪い気はしないな)」

飛行機へと続く搭乗橋(ボーディング・ブリッジ)を歩いていると、窓の外にシンプルな白い機体が見えた。鮮やかな赤い文字でAirAsiaと書かれていて、翼が左右に大きく広がっている。正面のコックピット両サイドにはタイの国旗が描かれていた。宇宙船とは全く違う、アナログな美しさだった。かっこいい。 これに乗って、タイに行く。

座席は中央の通路側だった。窓は見えない。でも思ったほど狭くなかった。ワシは地球の猫サイズなだけに、空間にはかなり余裕がある。 しばらくすると機体がゆっくりと動き始めた。エンジンの回転音がどんどん大きくなっていく。宇宙船のシュパッとしたワープとは全然違う、力強くてアナログな感じだ。その音が最高潮に達した瞬間、機体が一気に加速した。

地面が遠ざかっていった。初めての飛行だった。 ここから7時間、空の旅が始まる。朝早い便だったこともあって、ワシはすぐに眠くなった。地球にいると、なぜか眠くなる。うとうとしながら時間が過ぎていった。




第2章:雲の上で出会った、エイリアン

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