新しい毎日。変わること、変えないこと。|不登校・育児日記
新しい日々がはじまった。
卒園。入学式。新学期。
新しい服。新しい靴。新しい水筒。
たくさんの新しいに囲まれて、あわただしくスタートを切った4月。
私の仕事も教員なので、しっかり忙しくスタートを切っている。
あわわあわわ。
そのうちに創作大賞がスタートしていた。
もちろん知っていたし、いろいろと準備したいし書きたいこともあるけど、ちょっとどうにもこうにも、そっちのモードにまだ持っていけないのが現状だ。
小学校にあがった双子の入学式は小雨模様。
私は双子兄、夫は双子弟のクラスへと別れ、手分けして話を聞く。
諸々がおわってまた合流するころには、すっかり飽きている双子。早く帰ろうの大合唱で、雨もあるし、撮りたかった桜との写真は脳内再生で終了。
まあ、かろうじてふたりのランドセル姿をおさめられたので、いいか。

翌日から姉たちも含めて、新学期がスタート。
次女は昨年度は「給食までいくから迎えに来て」ばかりで、とにかく時間調整が大変だったけど。3年生の最後の方から、ひとりで行き、最後まで授業を受けて、ひとりで帰ってくるようになった!
いったいなにがそうさせたんだろう。
いろいろ考えられるけど、お友達の存在や、先生たちの献身。そして彼女自身のがんばりはもちろん、同じ支援級に弟が入ってくるとあって、姉としての責任感が芽生えた様子。
普段から、とことん喧嘩してばっかりの自閉症同士のふたり。でもなんだかんだ、いつもいっしょにいるからなあ。頼りになるお姉ちゃんです。
「ねえ、みるみるは、クラス発表どうする~?」
4月に入ってから。それとなく、なんでもないっすけど、一応聞きますけど~の空気感を漂わせながら、完全不登校真っ最中の長女みるみるに聞く。
いよいよ、5年生。
ああもう、5年生かあ。
2年生の後半から行けなくなっていき。
3年生にはもう、こわくて教室に入れなくなった。
あれからもう、ずいぶん時が過ぎたんだ。
「う~ん」
いつものように、「はい」でも「いいえ」でもない、「YES」でも「NO」でもない、「行ってもいいけど」にも聞こえるし「行きたくねえよ」にも聞こえる、返事をする。
「どっちでもいいですよ~」
気負わないように、さりげなく伝えてみる。当日まで、旧担任の先生が何度も連絡をくれて、待っていますと言ってくれる。それも伝えたうえで「あなたが決めていい」と言った。
クラス発表当日。
朝から、しっかり着替えを済ませて、新しく買ったピンを髪の毛にとめているのを見た。
「行きます?」
私が聞くと
「行きますけど?」
と。まあ、そうだよね。その恰好。かわいい感じだもんね。
夫は保育園に向かうので、4人連れて小学校へ。
校門に入るなり、次女は友達を見つけたのでその場でバイバイ。
双子弟は下駄箱まで行ったら「昨日見てるし、もうわかった」と言って、雑踏の中に進んでいった。頼もしい。
双子兄の支援級のクラス前に行くと、次女の1年時の担任でもあったベテランの先生が出迎えてくれる。本人もすっかりなついているので、その場ですぐにお任せして、バイバイ。
私の手がようやく空いた。
「教室は3階だって。行こうか」
私は、細い細い彼女のてのひらを握った。
きゅ、と、その手が強く握り返してきた。
「みるみるさん、待ってたよ」
新しいクラスが書かれた紙を、旧担任の先生が配布していた。それを見て、少し彼女の表情がやわらぐ。
「今日はこのあと、体育館で始業式で。そこで新しいクラス担任の発表が……」と、スケジュールを話してくれる先生。
ちら、とみるみるに視線を移すと。目線がおぼつかずに、ぎゅうう、と手の力が強くなった。
まあ、そうだよね。
「今日は、すいません、ここで……。これだけでも来れたのは、本人、がんばったので」
私がそういうと、先生も「うん、そうだよね」と彼女にほほ笑んでくれた。
「またね」「うん」
先生とハイタッチをして、階段を降りていく。
すれ違う同級生たちの視線。
気にしなくていい。
がんばったよ。
翌日は、夫といっしょに4人が登校。
新しい先生にも挨拶ができた。
今日は、私も夫も忙しく、義ママにきてもらっていた。
「今日は、いかない」
朝から、自分でそう言った。
「わかったよ」
私は言った。
3人を小学校につれて行ったあと、三男を保育園へ車で送って、少し自室で仕事をしたらあっという間に小学校のお迎え。双子を自宅に戻したら跳ね返るように出勤。
あわただしい日々。
いろんなものが新しくなっていく。
次女もたくましくなっていく。
双子兄はたくさんお友達をつくる。
双子弟はあっという間に手が離れそうな予感を感じる。
長女は、変わらないかもしれないし、変わるかもしれない。
でも、どちらも大切にしたい。
変わっていくことを受け入れ
変わらない現実に焦らないこと。
創作大賞についても。
さっそく応募する人。
応援するぞ!と声をあげてくれる人。
いろんな声を見かけるけれど、少し出遅れておきたい。
まだまだ、家族にとっての重要な季節に、私の心が追いついていかないし、それはきっと子どもたちもそうだから。
とはいいながら。
実は近いうちに、報告したいこともありつつ。
準備をすすめています。
今年はますます忙しくなっちゃうなあと思うので、実は来週末には、長女と次女と3人で、念願だった女子旅行もいく予定!
めちゃくちゃ楽しみ。ずっとずっと行きたくって。
ふたりもすごく楽しみにしてくれているのがうれしい。
これを楽しみにがんばって働きます。
春の空気はやさしく、切なく、あたたかくて、
でも気を抜くと泣きそうになる。
流されずに、目の前のものをまずは確実に大事にしていきたい。
4月。
気づけばnote3年目を迎えた私の、所信表明として。
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