見てくれている人がいる、ということ
コーヒーをいれて、
湯気をぼんやり眺めながら
先日の出来事を思い出していました。
家族が、ある知人から言葉をもらった日でした。
「すごく成長しましたね」
そんなふうに言ってもらえた。
それを聞いたとき、
うれしい、という気持ちと同時に
胸の奥がじんわり温かくなる感覚がありました。
ああ、
ちゃんと見てくれている人がいるんだな、と。
日々の中で積み重ねていることは、
ときどき、誰にも気づかれないように感じることもあります。
がんばっている姿も
迷いながら続けている時間も
目に見えないことのほうが多い。
それでも、
少し時間があいて
久しぶりに誰かに会ったときに
「前より成長していますね」
そんな言葉をもらうと、
その時間はちゃんと積み重なっていたんだな、と
静かに教えてもらう気がします。
評価、という言葉には
どこか緊張する響きもあるけれど。
誰かが
その人の歩いてきた時間を見つけて
言葉にしてくれることは
ただの「評価」ではなくて
「見ていましたよ」という
やさしいサインなのかもしれません。
そして、
その言葉を素直に受け取って
「うれしいね」と笑える時間も
また、うれしいものだなと思いました。
人として大切なこと。
それはきっと、
大きなことじゃなくて。
人を大切にすることだったり
目の前のことを丁寧に続けることだったり
誰かのために力を使うことだったり。
そういうことを
これからも親子で大切にしていけたらいいな、と思います。
特別なことじゃなくても、
自分が持っているものを
誰かのために使える人でありたい。
そんなふうに思えるのも、
きっと誰かの言葉が
そっと背中を照らしてくれるからなのかもしれません。
もしよかったら。
誰かからもらった言葉で、
心に残っているものはありますか。
その言葉は、
どんな時間を思い出させてくれるでしょう。
そして今、
あなたのそばで
静かに見てくれている人は
誰だろう。
そんなことを、
コーヒーの湯気を眺めながら
ふと考えていました。
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