似合うよりも、うれしかったこと
数年ぶりに、メガネをつくった。
鏡の前に立ちながら、
いくつものフレームをかけては外し、
「これでいいのかな」と
小さくつぶやく。
似合う、が
よくわからない。
“今のわたし”に合うものって、
どんなものなんだろうと、
立ち止まっていた。
ひとりでは決めきれなくて、
信頼している友人に
一緒にお店に行ってもらった。
「それ、いいと思うよ」
似合うかどうかとともに
“あなたにはこれがいいと思う”と
まっすぐに伝えてくれる存在がいること。
それが、
こんなにも心強いなんて。
自分のことは、
いちばんわからないのかもしれない。
だからこそ、
信頼できる誰かのまなざしを
借りることがある。
もしよかったら。
あなたが
「ちょっと迷っていること」は
どんなことだろう。
そのとき、
誰のまなざしを
借りてみたいと思うだろう。
今日のあなたの隣には、
どんな存在がいるだろう。
答えは急がなくていい。
新しいメガネ越しの世界みたいに、
ゆっくり、少しずつ
輪郭が見えてくるのかもしれないから。
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