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年上からは生き様を。年下からは時代を学べ。


🔶 「教える側」になったと思っていたが..


 若い頃は先輩の背中を追いかけ、必死に教えてもらう立場でした。
 それが今では、周りを見ると自分より年下の人がたくさん。
 職場でも地域でも「人生経験が豊富ですね」なんて言われることも出てきました。嬉しいのやら悲しいのやら。

 気がつけば、自分が教える場面が多くなってきました。

 でも、こんな言葉を大切にしています。

 人は何歳になっても、学ぶことをやめたらもったいない。

 その学びは年上の方からだけではありません。
 年下からも、たくさんの学びを得ることができます。

 そんなことを実感する機会が、この数年でずいぶん増えてきました。


🔶 年上の先輩は「人生の教科書」


 私にも何人か、人生の先輩と呼べる知人がいます。
 70代の方もいれば、80代になっても元気に働いている方もいます。
 その方たちと話をしていると、本当に勉強になることばかりです。

 例えば、仕事への向き合い方。
 「信用だけは失うな。」
 派手な成果より、小さな約束を守り続けることが一番大切だと。

 また別の先輩は、自分の失敗談を笑いながら話してくれます。
 「あのときは本当に大失敗だった。でも、その失敗があったから今の自分がある。」

 そんな話を聞くと、自分が今抱えている悩みなんて、人生全体で見ればほんの一場面なのかもしれないと思えてきます。

 成功した話より、失敗をどう乗り越えたのか。
 そこにこそ、人生のヒントが詰まっている気がします。


🔶 生き方には、その人だけの答えがある


 お金の使い方も、人それぞれです。
 若い頃からコツコツ貯金を続けてきた人。
 「若いうちに旅行や経験にお金を使ってよかった」と話す人。
 どちらが正しいという話ではありません。

 その人が歩んできた人生には、その人だけの答えがあります。

 夫婦円満の秘訣を聞くのも、私は好きです。
 「妻には勝とうと思わないこと。」
 「ありがとうは毎日言うこと。」
 「記念日だけは忘れないこと。」
 どれも特別なことではありません。

 でも、何十年も夫婦として歩んできた人が話す言葉には、不思議と重みがあります。
 人生の教科書は本屋だけにあるものではありません。
 人生を長く歩いてきた人、その人自身が教科書なんだと思います。


🔶 若い世代は「今」を教えてくれる


 一方で、最近、私が密かに先生だと思っている相手がいます。
 私の息子と娘です。
 本人達には決して話しませんが。調子に乗ること間違いないので(笑)

 スマホのことになると、もう完全に先生です。
 「これどうやるの?」
 そう聞けば、ものの30秒で解決。

 設定も、アプリも、写真の加工も、こちらが説明を聞いている間に終わっています。
 「そんなことまでスマホでできるの?」と驚くことばかりです。

 時代の変化は本当に速い。

 私たちの世代が必死に覚えてきたことも、今ではスマホ一台で簡単にできてしまいます。
 だからこそ、素直に「教えて」と言えることも大切なんだと思います。


🔶 「昔はこうだった」を手放してみる


 若い世代から学ぶのは、スマホだけではありません。
 考え方もずいぶん違います。

 私たちの世代は、「我慢することが美徳」と言われて育ってきました。

 ・多少無理をしてでも頑張る。
 ・空気を読む。
 ・上司には逆らわない。

 そんな価値観が当たり前でした。

 でも、若い人たちは違います。

 「それって本当に必要ですか?」
 「もっと効率よくできませんか?」

 そんなふうに、当たり前を疑います。

 以前は、「最近の若い人は…」と思ってしまうこともありました。
 でも、よく話を聞いてみると、意外と理にかなっていることも少なくありません。

 もちろん、何でも受け入れる必要はありません。
 礼儀や責任感、人とのつながりなど、昔から大切にされてきたこともあります。

 だから大事なのは、「昔はこうだった」と押し付けることではなく、「今はそう考えるんだね」と一度受け止めてみること。

 その上で、自分なりによしあしを判断すればいい。
 それだけで、自分の世界は少し広がる気がします。


🔶 学び続ける人は、歳を取らない


 年上からは生き様を学ぶ。年下からは時代を学ぶ。

 この2つが揃うと、自分の人生はもっと豊かになる。
 私はそう思っています。

 年齢を重ねると、「もう知っている」「今さら覚えなくても」と思いがちです。でも、本当は知らないことだらけです。

 人生の先輩からは、長い時間をかけて積み重ねた知恵を。
 若い世代からは、新しい時代の感覚を。

 その両方を受け取れる人は、きっといつまでも成長できるのでしょう。

 50代は、もう学ばなくていい年齢ではありません。
 むしろ、肩の力が抜けて、人の話を素直に聞けるようになる年代なのかもしれませんね。

 私もこれから先、年上には「どう生きるか」を学び、年下には「これからの時代」を学びながら、一歩ずつ歩いていきたいと思います。

 そのほうが、人生はきっと面白くなると信じています。

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