マンガ 赤と青のガウン・1(新潮社)|彬子女王・池辺葵
あらすじ
子どもの頃に「オックスフォードへ行くのだ」と父親から言われ、その言葉を胸に育った彬子女王。留学先で出会った人々や、オックスフォードの地での日々を綴ったエッセイを原作のコミカライズ。
日本では常に側衛が同行していたが、留学先では現地警察の警衛もなく街歩きをして、一人の心地よさと寂しさを感じたこと。論文やエッセイ(レポート)に追われて胃痛に見舞われ、留学当初は英語での会話についていけず孤立したこと。一つ一つの経験がやんごとなきプリンセスを一人の自立した女性への成長させる糧となっていく。
累計43万部発行の彬子女王殿下によるオックスフォード留学記、初のマンガ化。
聡明でいて、チャーミング
彬子女王殿下のエッセイを読まれた方はよくご存知かと思いますが、とても面白いのです。原作のエッセイは発刊当初に購入して読んでいたのですが、その後もいくつかのエッセイを出されていますが、そのいずれも興味深いものだったり、面白かったりして友人にも薦めています。
今回コミカライズされたのは、オックスフォードへ留学した際のエピソードを中心にその前後のこともいくつか入っていますが、どのエピソードも気持ちがふわりと温かくなるところが良いですね。学位授与式への出席について、御父上の寛仁親王殿下が背中をおしてくださったというエピソードは、ちょっと涙が出てしまいそうでした。(学位授与式が東日本大震災の2か月後という時期であったため、出席することで批判を受けるかもしれないという懸念があったのだそうです)
原作のエッセイ読んでいても聡明でチャーミング、とても魅力的な方だと思うのです。そしてコミカライズされてもなお、彬子女王殿下の魅力的なところがよく表現されていてまた新たな発見がありました。また、作画の池辺葵さんが描かれる世界がほんわかしていて、エッセイの雰囲気に合っていてとても良いと思います。
写真:都内某所、レンガ造りで少し外国っぽいのがお気に入りのスポット
