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日本文化、寄り道の旅~彬子女王殿下特別講義~(扶桑社)|彬子女王


概要

 女性皇族として初めて博士号を取得し、現在は公務と並行して大学で教鞭をとっている彬子女王殿下の講義録。日本美術研究者であるプリンセスが留学をしていた英国での出来事や研究で得たこと、自らの立場を通して感じたことなどをまとめられたもの。

楽しそうな講義の様子がうかがえる一冊

 彬子女王殿下は1981年生まれで、比較的年齢が近いこともあって勝手に親近感を持っています。これまでにエッセイを何冊か出版されていて、どの本も大変興味深く、また、楽しく読んできました。今回は、彬子女王殿下の専門分野でもある日本美術に関するもので、実際に大学の講義で行われたものをまとめたものとなります。講義録ではありますが、堅苦しいものではなく研究者としてフィールドワークなどで得たことや、出会ったものについて「素晴らしいものに出会いました!」と皆に報告しているといった感じで進んでいきます。
 おそらくご本人の性格もあるのだと思いますが、好奇心満載でわくわくしながら研究に取り組んでおられるのだろうなということが想像できて、読んでいてとても楽しいです。授業というのはわりと真面目にキチキチといった雰囲気になりがちなものだと思うのですが、個人的には学習者の好奇心や意欲を刺激するものというのが理想かと思います。

写真:墨絵風の素敵な装丁(チラ見せ)と奈良で購入した栞

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