私とラスグル
「お年玉の使い道で覚えているものはありますか?」
私はほとんど忘れてしまいました。
しかし1999年のお年玉の使い道だけは、いまでもハッキリ覚えています。
1998年の冬、僕はCDショップでTMNの商品をチェックするのが習慣になっていました。
それはCDだけではなく、ビデオも探すようになりました。
ビデオコーナーを探していると、赤と青の二色で書かれた特徴あるフォントの文字が目に留まりました。
『TMN final live LAST GROOVE 5.18』
『TMN final live LAST GROOVE 5.19』
VHSが2本並んで置かれていました。
これは絶対に欲しい!!
強く思いました。
しかし、パッケージをじっくりと眺めつつ値段を確認するとその決心が揺らぎました。
なんと6000円弱!
しかも1本でこの値段なので、2本買うと1万円は超えてしまいます。
こちらは新品だったので定価です。
当時ブックオフでも音楽のVHSはなかなか数が少なかったので、中古新品問わず在庫があるなら買いたいと思っていました。
しかし中学生には1万円以上は相当覚悟のいる金額でした。
小遣いでは到底足りない。
ちなみにこのライブはライブCDもリリースされていまして、そちらは既にレンタルしてMDへダビングしていました。
それで我慢しようと思うこともありましたが、パッケージを見るとどうも収録曲が多い。
当時家にインターネットもなかったので、簡単には調べられずショップに通ってパッケージを眺めて、CDに収録されていない曲がかなりあると気づきます。
プラス動画で動くTMNETWORKが見られるわけです。
そこで冒頭のお話。
お年玉です。
お年玉をはたくとはあの時に初めて実践したような気がします。
震える手でお釣りなしの金額を差し出して購入しました。
今考えると一本ずつ買っても良かったじゃないかとも思うのですが、きっと在庫がある事も生活圏では珍しかったこと。
加えてラスト2DAYSは同時に手に入れたいという思いからそんな行動に出たのだと思います。
私の中ではあの時明らかに大人の階段をひとつ上ったと思います。
ラスグルを手に僕はハラハラしながら帰途につきました。
感想についてはまたいつか別の記事で。
ここまで読んでくれて「どうもありがとう」ございます。
