「通信制の京都芸術大学大学院ってどうなの?」と思っている社会人の方へ。
こんばんは。土日は、大学院の課題に追われたシキノハナです。
私は京都芸術大学大学院の通信課程(文芸領域)に所属しています。社会人大学院というわけではありませんが、通学ゼロで修士号が取得でき、働きながら学んだり研究したりできる全オンラインのカリキュラムが特徴の大学院です。
書くことが好きなnoteユーザーの皆さんの中には、もしかしたら、「通信課程の文芸領域ってどうなの? 」と気になっている方もいらっしゃるかもしれません。今回は、この大学院での学びについて書きます。何か参考になることがあったら嬉しいです。
※2025年12月25日追記
2026年度の文芸領域のゼミについては、新しい試みの形式となるようです。既に説明会などで紹介されていると思いますので、興味がある方は以下URLの大学院Webページをご覧ください。
文芸領域 | 京都芸術大学 大学院(通信教育)
忙しいのは、各期の最初の月
入学して約半年が経過し、私なりにようやくわかってきたのは、京都芸術大学大学院は4期制で、各期の1か月目にあたる4月・7月・10月・1月は課題提出のラッシュになるということです。かなり詰め込みながらレポートを作成する必要があり、この時期だけは、週末や早朝に取り組むだけでは正直追いついていません。
提出した課題は、中間講評を経て自分でブラッシュアップし、後日、最終版として提出する必要があります。その最終版で成績が決まるのですが、「0→1」にする初回の課題提出は、とても骨が折れるものです。
ちなみに各期の2か月目は、課題提出をしなかったけど興味がある科目の動画視聴を中心に行っています。単位は取得できませんが、知識を得るという意味では、結構、好きな時間です。やっぱりインプットがないとアウトプットが難しいですから。ただ、本当は初回提出した課題のテーマに即して、自分なりにさらに思考を深めるための時間なのかもしれません。結局、もう一度「最終課題提出」としてレポートを提出する必要があるので。
選択肢は多くないけど幅広い教科が履修できる
科目については、必修科目はあるものの、わりあい自分で自由に選べます。土日に取り組んだ課題は、建築系と京都芸術系の2科目でした。肝心の文芸系の科目が後回しになってしまっていますが、今週は気合を入れてがんばります。
社会人の場合、専門領域だとそれなりに経験のある分野なので、課題に取り組むのは「おおよそこれくらいの時間を使えばいけるかな」という目途は立ちやすいです。一方、専門外の領域は、どうしても時間の予測が難しく、「こんなので出すのか…(しょぼん)」となったり、「無理だ、諦めよう」となりやすいです。
中間講評では、受講生同士のディスカッションを行うケースもあります。同じグループになった他の専門領域の人たちと、まったく嚙み合わないディスカッションをしたことは、よい思い出です笑
単位取得には課題提出がマスト
進級や修了には、規定の科目での単位取得が必要です。単位を得るためには、講義の動画を視聴したりオンライン授業に参加したりすればよいだけでなく、課題を提出する必要があります。そして多くの課題では、テーマ設定から自分で行うことになります。大学院なので、自主性が尊重されているということでもあるのですが、講義内容を理解し、それを自分なりに整理し、考察(研究)を重ねます。
オンラインで講義を受けるだけで書ける暗記的なレポートではなく、テーマを設定したら、何冊か参考図書にあたる必要があるということも、ようやくわかってきました。(読まなくても書けるレポートでは、良い成績はもらえないと思います)
そのため、履修科目が多くなればなるほど、さまざまな文献にあたる必要があり、物理的に時間が足りない…ということになります。その点で、自分のスケジュールを組み立てながら、どこまでならできるかを模索しつつ優先順位をつけて受講しています。いろいろ受講したいと思っていても、結局は課題を提出するかどうか。そこが履修の第一歩となります。
また、文芸系の科目の課題と、それ以外の科目の課題では、一言で「課題」といっても、文章のアウトプットの形が大きく変わります。最初のころはその切り替えができず、論文を少しエモーショナルに書いてしまったり、逆に文芸をカチンコチンの文章で書いてしまったりしました。今も、その点の区別は得意ではありませんが、ようやくトンマナが少しつかめてきたような気もします。
給付型の奨学金があるわけでもないし、どこかに成績を提出するわけでもないから、成績は気にせず楽しめたらいいな。最初はそう思っていましたが、時間をかけて取り組むからには、いい点数が欲しい…と、最近は少し欲が出てきました。(結局、悪い点数だと凹みます。メンタルが強くないと、楽しめないかも)
専門外の基礎教養的な科目は、正直なところ、忙しい社会人が高得点を得るのは、難しいです。でも、たった2年間なので、自分の視野を広げるために成績にも多少向き合ってみます。
※2025年12月25日追記 2026年度に入学される方へ。
文芸関係の講義は春期が手厚くなっています。4月1日以降、早めにアクセスをして、興味があるようなら課題提出準備を進めるとよいと思います。私は大学院のガイダンスが4月中旬くらいにあり、それを聞いてから取り組もうと思っていたところ、ことごとく締切まで時間がないということがわかり、履修し損ねてしまいました。。。(2年生で受講します)
リアルタイムでの参加が必須の科目もある
私はうかつにも、「完全オンライン」ということを理解し損ねて、完全オンデマンドの授業かと思って入ってしまいましたが、中には、決まった時間に開催されるオンライン講義への出席が必須の科目もあります。
例えば、演習(いわゆる「ゼミ」と呼ばれるもの)は、通年の科目で必修です。基本的には月に1回のオンライン開催で、毎回リアルタイムでの出席がマストなので、スケジュール調整には苦労しています。私は7月にイタリア旅行と重なってしまい、代替課題を提出するということで特別に欠席を許可していただきました。受験前から決まっていた旅行日程でしたが、それすらもただの言い訳にしかなりません。
ゼミは、結構、受け持ちの先生の色が出るようです。私のいるゼミは、事前課題や受講生同士のグループディスカッションが毎月あります。課題の出来によって一喜一憂していますが、いろいろな科目の中で一番自分の力になっている実感があります。ただ、オフィスアワー(必須ではなく、先生に質問がある時に参加すればよいもの)には、スケジュール調整がつかずに、ほぼ行けていません。
私はいけばなの用事がどうしても土日に多く、スケジュールが重なりがちですが、そうでなくても誰でも、家庭や仕事、地域活動やその他の活動のどこかの時間を削らなければ、参加できなくなる可能性と常に隣り合わせです。忙しい人は、何かを削る覚悟が多少必要かもしれません。
ちなみに、ゼミには前期と後期という区分で年に2回、修了要件に関わる課題の提出があります。いわゆる「実技」とでも言いますか、専門領域における作品制作をして提出するという位置づけだと思います。大変ですが、作品という形でアウトプットできるのは、とても楽しいです。
まとめ
最初に書いたように、月によって取り組むべきボリュームが変動するという特徴があります。また、土日に出席必須のオンライン授業があります。そこをいかに乗り越えるかが、仕事と学業の両立では、ポイントになると感じます。でも、読書が好きだったり、考えることが好きな人だったら、とても楽しめると思います。
もちろん、「時間があれば、もうちょいまともなレポートが書けるのに…!」と悔しいこともありますし、「もうギブアップ」と諦め半分で提出する課題もあります。そして成績を見て、落ち込むこともあります。
でも、ビジネスではない、「学術」というフィールドで書く経験が、貴重でかけがえのないものに思えます。失敗しても実生活に影響はないですし、伸び伸びと取り組める環境を学校には用意してもらっていると感じます。
だから、興味がある、迷っているという方がいたら、これから行われる説明会などに参加してみることをお勧めします。
今日も、ここまでご覧いただき、ありがとうございます。
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