#12 問いを固定する生き方
シリーズの紹介
デザイン、プロダクト作りに強いショーン
マーケティングや事業/組織作りに強いショーヘイ
このシリーズでは、日常や仕事の中でふと浮かぶ疑問や、
答えが一つに定まらない抽象的な問いを、二人が会話しながら一緒に考えて楽しむことを目的としています。
正解を出す必要はありません。
大事なのは、問いを育てること、考えることを遊ぶこと。
※この対談では、
🐯 がショーン、🐴 がショーヘイを表しています。
オープニングトーク
🐴「いやあ……12回目ですよ。地味に続いてますね!」
🐯「ほんとだね(笑)。最初は5回くらいで終わると思ってた」
🐴「むしろ回を重ねるほど、答えが減ってません?」
🐯「減ってるね。でも問いは増えてる」
🐴「それ、今日のテーマそのものじゃないですか!」
🐯「ああ……“問いを固定する生き方”ね」
答えを持つ人が強すぎる社会
🐯「最近強く思うんだけど、社会って“答えを持ってる人”を評価しすぎじゃない?」
🐴「わかります!
プレゼンでもSNSでも、“結論はこれです!”って言い切れる人が強い」
🐯「でも実際の仕事って、そんなに明快じゃないよね」
🐴「むしろ、ちゃんと考えてる人ほど言葉が濁る」
🐯「それなのに、“で、結局どうなの?”って詰められる(笑)」
🐴「問いの途中にいること自体が、未熟みたいに扱われがちですね」
問いを固定するという逆転
🐴「そこで最近考えてるのが、
“答えを固定するんじゃなくて、問いを固定する”って生き方なんです」
🐯「うん、すごくしっくりくる」
🐴「答えは変わっていい。
でも“何を考え続ける人間か”は、ある程度決めてもいいんじゃないかって!」
🐯「問いって、その人の世界観そのものだと思う」
🐴「世界観?」
🐯「何に違和感を覚えるか、何が気になるか。
それって才能とか職種より深いところにある」
哲学の話をすると…
🐯「ハンナ・アーレントが言ってたんだけど、
“思考とは、答えを出すことではなく、問いの中にとどまる行為だ”って」
🐴「おお……!」
🐯「彼女は“思考停止”を一番恐れてた」
🐴「答えを持った瞬間に、考えるのをやめてしまう、みたいな」
🐯「そう。
問いを固定するって、思考を止めないための装置なのかも」
企業事例:Amazon
🐴「企業でいうと、Amazonってまさにそれですよね!」
🐯「ミッションは一貫してる」
🐴「“地球上で最も顧客中心の企業になる”
これはほぼ変わってない」
🐯「でも事業は、
EC、AWS、デバイス、エンタメ……めちゃくちゃ変わってる」
🐴「問いが固定されてるから、
答え=事業は自由に変えられる!」
🐯「問いが“顧客体験をどう良くするか”だからね」
問いを固定する怖さ
🐴「ただ……問いを固定するのって、怖くもありません?」
🐯「あるある!」
🐴「“この問い、間違ってたらどうしよう”って」
🐯「問いを信じるって、
実は答えを信じるより勇気がいる」
🐴「人生ごと賭ける感じがしますよね」
🐯「でも、問いもまた“仮置き”でいいと思う」
🐴「問いすら仮置き!」
🐯「うん。
問いを育てて、形が変わっていくのも自然」
歴史の話:宗教改革
🐯「歴史で言うと、宗教改革も“問いの固定”だと思う」
🐴「ルターですね!」
🐯「“神と人はどう向き合うべきか”という問いを固定した」
🐴「答え(教会の権威)を疑った」
🐯「結果、社会構造そのものが変わった」
今日のところの仮置き
🐴「問いを固定する生き方って、
“変わらないため”じゃなくて、“変わり続けるため”なんですね!」
🐯「うん。
答えを手放して、問いと一緒に生きる」
🐴「重いけど、ちょっと自由!」
🐯「今日はこの辺で(笑)」
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