三つの仮面
「愛」という
形を変える
いきものに
翻弄されて
世界は揺らぎ
「愛」という
形を変える
いきものは
三つの仮面で
人を惑わす…
〇い 仮面を付けたとき
蜜も滴る
甘い炎で
互いの心を 溶かし合い
ぬくもる温度で
互いの心を 寄り添わせ
温め合ったり 思い遣ったり
「しあわせ」の魔法で
人の心を 虜にしてく…
だけど ひとたび
魔法が解ければ
△仮面を 纏って現れ
「愛ゆえに」と
棘持つ 刃で
互いの心を 斬りつけ合う
「愛ゆえに」の
大義名分 振り翳し
互いの心を 傷つけあって
遠く遠く 離れさす…
はたまた 法服纏った
▢い仮面が
厳しい顔して 現れて
「愛ある裁き」で 収めてく
抜いた刃を
鞘に 納めるもよし
抜いた刃を
捨てて 背を向けるもよし
「愛ある裁き」で収めたら
新たな「愛」へと向かわせる…
そうやって
「愛」という
三つの仮面の
いきものは
永遠に
人の心を
巡りつづける…
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