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私的映画録…「アポロ13号」 1995年 [映画感想文]

あちこちでいろいろな文章を書いたり、本を出したり、セミナーで話したり、Web関連を中心としたPRのディレクションをしたり、音楽作品を出したり、アーティスト紹介サイトの運営をしたり、うさぎの動画を作ったり…なんてことをしているけれど、そのどこでも書けていない、これまでに観た映画等の感想でも書いておこうかと書き始めた第6弾。

ということで今回は「アポロ13号」という、あのアポロ計画の中で起こった大事故を描いた大作について。

先に書いておくと、原則としてネタバレとかまったく気にせず書いているので、まだ観てない方やネタバレが気になる方はお読みにならない方がいいかもと思います。

ちなみに先に言い訳しておくと、この感想もだいぶ前に書いているものをちょっとなおして載せているので、まさに今の情報とは違っていることもあるかもしれませんので、そういった点もお許しください(毎回冒頭から言い訳が多い)。


公開:1995年7月22日
監督:ロン・ハワード
脚本:ウィリアム・ブロイルス・Jr.、アル・レイナート
原作:ジム・ラヴェル、ジェフリー・クルーガー
製作:ブライアン・グレイザー
製作総指揮:トッド・ハロウェル
出演者:トム・ハンクス、ケヴィン・ベーコン、ビル・パクストン、ゲイリー・シニーズ、エド・ハリス、等
製作:イマジン・エンターテインメント
配給:ユニバーサル映画、UIP

保育所時代に月面着陸をリアルタイムで観て(テレビでだけどw)、小学生時代「月より火星へ(日下実男著/1976年/旺文社)」という本を読んで以来、超絶大好きなこの手の世界(もちろんその他のSF作品も大好きなものがたくさんw)。
それが映画になるとなれば見逃せないと思ったが、とにかくまず圧巻の映像に驚いた。

まるで実写と思うくらいリアルな打ち上げシーン。
管制室で交わされる会話の一つ一つのリアリティ。
とてつもなく絶望的な状況からあの手この手を使って、なんとか帰還させようとする全員の努力と切迫感。
そして着水した時の安堵感。
いやぁ、この手の映画としては本当にすごい。
CGもそうだが、ドラマとしてもすごいし、ロン・ハワード監督をはじめとする作り手の、尋常ではないこだわりと努力の跡を随所に感じる。
妥協のない作品というのはこういう作品を言うのだろうと思う。

しかもこれが実話だということがさらにすごい。
だから本当によく帰って来れたものだと、このリアルな映像を観ながら改めて思い直したりする。
映像をただ漠然として観ているとあまり感じないかもしれないけれど、彼らがいる宇宙船の薄い壁(調べたら、ステンレスのハニカム構造をステンレスで挟んだ物で、厚さは1.3cmから6.4cmしかないらしい…怖っ)の外側は、人間など瞬時に殺してしまえるような危険な空間なのだ。
SF映画などでは宇宙空間を自在に遊泳しているシーンなども描かれるのでどうにも簡単に考えてしまうけれど、この時代はまだ最初の宇宙遊泳さえ実現される前の時代なのだ。
もちろんスタスター付のバックパックなんてあるわけもない。
つか、片道4日もかかるのに宇宙船なしで帰って来れるはずもないしなぁ…そか、今なら当然にある国際宇宙ステーションもないんだもんあぁ…そこで事故が起こるということは、本当に絶望的な状況だったことと思う。

だからこそ、そんな状況下でなんとかして彼らを無事帰還させようとする池上スタッフの努力にも心を持っていかれるのだ。
だって、管制官ジーンを演じたエド・ハリスや宇宙に行けなかった宇宙飛行士ケン・マッティングリーを演じたゲイリー・シニーズがとんでもなくかっこいいと思えてしまう。
特に最後、喝采で騒然となる管制室で、一人目頭を押さえるジーンの姿にグッと来る。
これが恥ずかしながら何度観ても同じようにグッと来る。
だから何度でも観たくなる。
そんな映画だ。

[ 2026年6月26日改訂 ]

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