私的映画録…「まぼろしの邪馬台国」2008年 [映画感想文]
あちこちでいろいろな文章を書いたり、本を出したり、セミナーで話したり、Web関連を中心としたPRのディレクションをしたり、音楽作品を出したり、アーティスト紹介サイトの運営をしたり、うさぎの動画を作ったり…なんてことをしているけれど、そのどこでも書けていない、これまでに観た映画等の感想でも書いておこうかと書き始めた第391弾。
今回は、未だ答えの出ない歴史上の謎を探す話なんだけれど、描いているものの中心は夫婦愛だったという作品「まぼろしの邪馬台国」のお話。
先に書いておくと、原則としてネタバレとかまったく気にせず書いているので、まだ観てない方やネタバレが気になる方はお読みにならない方がいいかもと思います。
ちなみに先に言い訳しておくと、この感想もだいぶ前に書いているものをちょっとなおして載せているので、まさに今の情報とは違っていることもあるかもしれませんので、そういった点もお許しください(毎回冒頭から言い訳が多い)。
公開:2008年11月1日
監督:堤幸彦
脚本:大石静
製作総指揮:岡田裕介、君和田正夫
出演者:吉永小百合、竹中直人、宮﨑香蓮、窪塚洋介、風間トオル、黒谷友香、平田満、麻生祐未、小倉一郎、斉藤とも子、柳原可奈子、岡本信人、綾小路きみまろ、不破万作、大仁田厚、大槻義彦、草野仁、石橋蓮司、ベンガル、江守徹、大杉漣、余貴美子、由紀さおり、有吉弘行、等
製作:「まぼろしの邪馬台国」製作委員会
配給:東映
観ていてこういう夫婦っていいなぁと素直に思う。
邪馬台国なんて、そもそもそこにあったかどうかも分からないような、言わば霞のようなもの。
それを追い求めて、実はまだ確証に乏しい根拠を信じて突き進む夫。
そしてそれをバカにしたり、単に遠巻きに見ているのではなく、しっかりと協力して助力するパートナー。
こんな関係性が築けたら本当にいいだろうなと思う…まぁ現実にはなかなかないだろうけれど。
この主人公・宮崎康平さん(演・竹中直人さん)については、実は随分以前から、さだまさしさんの語りによって知っていた。
なんでもさだまさしさんのお父さんの恩人ということで、さだまさしさん自身も宮崎康平さんのご自宅によく行っていて、グレープとしてのデヴュー前には宮崎康平さんの前で歌ったこともあるそうだ(さだまさしさんは「まほろば」という曲を宮崎康平さんにほめられた喜びを話していたし、宮崎康平さんが亡くなった際は「邪馬壹」という曲を書いている)。
その流れで、著書「まぼろしの邪馬台国」も読んでいた。
だから、この人がどれだけすごい人なのかは断片的にでも知っているつもりではあったが、この映画を観て、その破天荒さに改めて面白さを感じた。
こんな人が実際にいて、こんな風に生きていたことがすごいし、また、今の常識ではなかなか想像がつかない部分も多い。
さだまさしさんの人生も、あちこちにミラクル的な展開を感じ、自分との違いを感じる点がとても多いが、それも、こんな人と直に接して育ったことが大きいのかもしれないと改めて思ったりした。
こんな風に、なにかにのめり込む、ダメなオヤジになりたいと思う。
とは言えもういい歳だけれど…まだ間に合うかなぁ。
それにしてもこの奥さん・和子さん(演・吉永小百合さん)もタダモノじゃないなぁ。
まずこんな親父に惹かれるという感覚がすごい。
そして半ば強引とは言え仕事として関わった上にその後のプロポーズを受けたのもすごい。
だってプロポーズを受けたタイミングって、宮崎康平さんが島原鉄道の社長を解任された後ってことでしょ?…しかもその当人はある種性格破綻者だし、奥さんとまだ離婚してないし、その上目が見えないから、実は自分の顔も見たことがない人…いやぁすごいなぁ。
それにこれは作中ではあまり深く描かれていなかったと思うけれど、最初に邪馬台国=島原説を言い出すきっかけって、けっこういい加減だったように記憶してるんだよなぁ…まぁひらめきっていうの?…で、その後いろいろ考えたり歩き回って後から理論づけしていったというように思う…違ったかな?
それにずっとつきあってサポートしつづけた和子さんって本当にすごい。
ただ実際、邪馬台国時代の阿蘇や有明海の状況などをベースに解説されると、宮崎康平さんの説もあるかもなぁなんて思えちゃうんだよなぁ…自分的には畿内説側だったのにちょっと混乱したもの(ちなみに今は四国説なんかも面白いと思えちゃってもっと混乱してるけどw)。
え? この作品って堤幸彦監督の作品なの?…知らなかった。
堤幸彦さんってこんな題材も撮るんだ…ちょっと意外。
え? 和子さんの若い頃を演じてたのって宮崎康平さんのお孫さんなの? 宮﨑香蓮さんっていうんだ…しかもけっこういろいろ出てるマジな女優さんじゃん…あれ? 観たことあるはずかも?…ちょっと観直してみよう。
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