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番外編 - 私的ネトフリ・ドラマ録…「さよならのつづき」2024年 [ネットフリックス・オリジナル・ドラマ感想文]

私的映画録として、今まで観てきた映画の中で特に好きな映画についてダラダラ書いてきたけれど、それも460本まできたところで一応ひと段落したというところで、それじゃ番外編ということで、ネットフリックス・オリジナル・ドラマの感想も書いておこうというシリーズ。

文章としては通算465本目。
この私的ネトフリ・ドラマ録としては5本目です。

今回は、有村架純さんがあまりによくてあちこち泣きそうになった作品(泣いてはないけど)「さよならのつづき」のお話。

先に書いておくと、原則としてネタバレとかまったく気にせず書いているので、まだ観てない方やネタバレが気になる方はお読みにならない方がいいかもと思います。

そうそう、ネトフリのコンテンツの中でも長編1本ものの、いわゆる映画的な作りのものは通常の映画として扱っているので、そちらでご覧ください。


公開日:2024年11月14日
監督:黒崎博、山田康介(撮影監督)
脚本:岡田惠和
製作総指揮:岡野真紀子
製作:黒沢淳、近見哲平
出演者:有村架純、坂口健太郎、生田斗真、中村ゆり、奥野瑛太、伊藤歩、古舘寛治、宮崎美子、斉藤由貴、イッセー尾形、三浦友和、等
制作:テレパック
製作:Netflix
配信:Netflix

まず、移植手術によってその移植前の人の性質や記憶を受け継いじゃう事例って、実はこれまでもいくつか聞いていた。

この作品はそういう事象をベースに、突然彼・雄介(演・生田斗真さん)を失った女性・さえ子(演・有村架純さん)と、その彼の心臓を受け継いだ心臓病だった男性・成瀬和正(演・坂口健太郎さん)、そしてその奥さん・成瀬ミキ(演・中村ゆりさん)の、数奇としか言いようはないものの、しかしそこにある恋愛感情という言葉だけでは言い表せない強い愛情や喪失感や執着や温かさ…なんていう、いろいろな感情が絡み合う感じが、それもドロドロした感じではなく、本当に日常の中で何気なく、しかしふと気がつくとずっと考えてたりと、とても自然に表現されていく。
だから白けず、むしろこの人たちのその先が気になって、出てくる人の誰も責める気持ちになることなく、みんな幸せになれたらいいのにという気持ちが自然と湧いてくる。

そんなちょっとややこしい物語を、有村架純さんが本当に見事に演じている。
本来明るくてややぶっきらぼうでもある女性。
多分意外と強い方と自分でも思っているであろう女性。
こんなキャラを有村架純さんが表現しているのを観るのも新鮮だったけれど、しかし雄介を失うことで度々強い喪失感に襲われて、その感情を止めることができなくなるというそのギャップの表現。
そして当初、成瀬和正になんの感情も抱かなかったのに、その中にだんだん雄介の面影を見つけて気になり出していくその過程の表現。
しかし彼には家族がいるということによるジレンマ。
いやぁ、こんな複雑な感情を、本当に見事に表現していたと思うし、またそれがやり過ぎていないというか自然に感じるというか、観ていて痛くなるという感じが一切なかったのがすごい(この手の物語って、バタくさくやり過ぎた演技が辛くなって途中で観なくなることが多いんすよ…マジで…誰とは言わないけどさぁw)。

そして坂口健太郎さんもすごい。
あちこちで生田斗真さん演じる雄介がオーバーラップするんだけど、雄介のキャラは坂口健太郎さん演じる成瀬和正とはだいぶ違っていて(まぁ演者さん本人もだいぶタイプが違う俳優さんと思うけど)、しかしそこにちゃんと雄介の匂いを感じさせる…あの加減って難しかっただろうなぁと、本当にすごいなと思ってしまった。

あと、俳優さんと言えば、ハワイのコーヒー農家の親父をやっていた三浦友和さんとか、さえ子が働いているコーヒー生産会社の社長を演じた伊藤歩さんや職人のイッセー尾形さんもよかったなぁ…その温かさについこみ上げちゃう…いや、そんなすごい場面じゃないのに、人の温かさっていいなと…。

また、彼らが暮らしている北海道の風景がいいんだよなぁ。
自然の風景ももちろんいいんだけど、さえ子がよくいる雄介がいた運河沿いのコーヒー店(あれは小樽かなぁ…)とか、さえ子が働いているコーヒー生産会社の事務所&製造所とか、さえ子や成瀬和正が通勤に使っているローカルっぽい電車とか、降りてから歩いている昔の線路跡みたいなところとか…あ〜成瀬和正の勤務先の大学もいい(あ、小樽の大学だったなぁ…そういえば)。
絵になる素敵な場面がてんこ盛りで本当に素晴らしい。

そして最後はどうなるのかと言えば…思い出のピアノの場面も良かったなぁ…そしてなにより、成瀬和正の奥さん・ミキとの関係性の落とし所が本当に絶妙で良かった。

実のところこの手の作品って自分ではあまり選択しなくて、うちの奥さん(YouTube「うさぎのうみちゃんねる」のおばぁ)が観たいと言うので一緒に観た感じだったんだけど、それがグイグイとハマってしまって…つまりそれくらいすごい作品だなと。
きっと、ずっと忘れることのない作品と思います。
そういえば冒頭で、自分は泣いてないって書いたけど、確か奥さんはボロ泣きでしたなぁw

「さよならのつづき」をご覧になりたい方はこちら。
https://www.netflix.com/jp/title/81512200


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https://note.com/umiusagi_ch

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