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私的映画録…「ミッション・トゥ・マーズ」2000年 [映画感想文]

あちこちでいろいろな文章を書いたり、本を出したり、セミナーで話したり、Web関連を中心としたPRのディレクションをしたり、音楽作品を出したり、アーティスト紹介サイトの運営をしたり、うさぎの動画を作ったり…なんてことをしているけれど、そのどこでも書けていない、これまでに観た映画等の感想でも書いておこうかと書き始めた第400弾。

今回は、実は実は!? 本当にそういうものが火星にあるかも!? なんて思えてしまった作品「ミッション・トゥ・マーズ」のお話。

先に書いておくと、原則としてネタバレとかまったく気にせず書いているので、まだ観てない方やネタバレが気になる方はお読みにならない方がいいかもと思います。

ちなみに先に言い訳しておくと、この感想もだいぶ前に書いているものをちょっとなおして載せているので、まさに今の情報とは違っていることもあるかもしれませんので、そういった点もお許しください(毎回冒頭から言い訳が多い)。


公開:2000年5月27日
監督:ブライアン・デ・パルマ
脚本:グレアム・ヨスト、ジム・トーマス、ジョン・トーマス
製作:トム・ジェイコブソン
製作総指揮:サム・マーサー
出演者:ゲイリー・シニーズ、ティム・ロビンス、ドン・チードル、コニー・ニールセン、ジェリー・オコンネル、キム・デラニー、等
配給:ブエナビスタ

まぁ話の全体像としては「未知との遭遇」だし、火星に至る過程はだいぶ「2001年宇宙の旅」なんだけれど、それらをリファインしているというか、描写が細かいというか、いろいろと細部の作りが丁寧に感じられて、だからつい何度も観たくなっちゃう作品になっていると思う。

それに全体として平和というか…事故が起こったり遭難したり人が死んだりはあるけど、それらも無用な恐怖(例えばHALが暴走するとかね…)を煽るというより、本当に宇宙でありそうな事故を表現していると思えて、そんなところにもリアリティを感じたりする。

そういえば宇宙船の事故シーンは、アポロ13号で実際に起こった事故の再現のようだとも思ったなぁ。
映画「アポロ13」では、実際宇宙船内からその破損箇所を確認できないことから、最後機械船を切り離した時にようやくその破損箇所を見るという流れになって、だから実際の事故シーンの再現はなかったんだけれど、こちらではそれをやって観せたということなんだなぁ。
あの、宇宙空間に漏れ出した燃料が氷柱になる場面なんて本当にリアルだと思ったっけ。

リアルと言えば火星軌道上でミッションのリーダー・ウッディ(演・ティム・ロビンスさん)が亡くなるシーンも衝撃的だったなぁ。
宇宙空間で人が亡くなるってああいう感じになるのかと、初めて実感できたように感じる。

その他にも、通信に大幅なタイムラグがあることをしっかりと描いていたり、宇宙船内での様子、火星表面でのサバイバル生活など、今後人類が火星や月への移住を検討するにあたってそれらをイメージさせるヒントが随所に盛り込まれていたと思う。

そうだなぁ、一つだけ「なんだこれ?」と思ったのは、宇宙船内で空気漏れが起こった時、主人公・ジム(演・ゲイリー・シニーズさん)がなかなか宇宙服のヘルメットを装着せずに危険な状態になることかなぁ…とっとと被ればあんなに危うい状態にならなかったのに…ひょっとして肌を露出させておくことで空気の流れを感じたかったのか?…いや、彼のことだからちょっと自殺願望が入ってた?…だったら他のクルーに迷惑かw

とまぁ散々リアリティを積み上げていくんだけれど、最後はファンタジーなんだよなぁ。
そういえば異星人側からのコンタクトは音による暗号だったなぁ。
この辺りも「未知との遭遇」っぽい。
そしてそれより進化しているのは、音を解析するとそれはDNA情報になっていて、しかもそこに欠損があって、それを埋める音を作って返すとコンタクトできるという流れ。
実際こんな複雑なことができるのか?とも思うけれど、異星人側が、それに回答できるレベルの知能を持つ者とだけコンタクトするという基準を持っているということらしいから、できなきゃ話にならないというところか…実際最初は攻撃されちゃってるんだもんね。
そう言えば「インディペンデンス・デイ」も似てたなぁ。
あれは音の暗号が異星人同士の通信手段になっていて、それが作戦開始のカウントダウンになっていたってことだったっけ?
いずれにしてもよく考えられてるなぁと思う。

さらにさらに、出てきた異星人の描写も素晴らしい。
その形状や動きに美しさと知性を感じる。
無言なのに通じ合える感じが、表現からとてもよく伝わってくる。
数字のカウントや顛末の説明も、言葉によらず、とてもインフォ・グラフィクス的な素晴らしいデザインだと思う。

そしてこれが人類の起源にも結びつきそうというあたりは「2001年宇宙の旅」的だなぁ。
そうか、これって、いろいろな宇宙関連作品の集大成的なものなのかもね。
だからついハマっちゃったのかもなぁ。

そうそう、新しいと言えば、夫婦で同じ船に乗船して火星を目指すという設定は新しかったなぁ。
これまで女性の宇宙飛行士は何人かいたけれど、さすがに夫婦で一緒の船ってのはなかったし、いずれそういう時代も来るのかも?…なんてチラッと思ったりして。

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