話が分かりにくい人は「一文」が長い
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司会者・伝え方講師・ナレーターの清水春香です!
神奈川県川崎市にある司会事務所オフィス・エムシー・アイ株式会社(MC-i) の代表もしております。
「一文が長い」と話が分かりにくい
会議や打ち合わせで、「この人、話が長いな…」と感じたことはありませんか?
本人は一生懸命説明しているのですが、聞いている側は、「結局、何が言いたいんだろう?」と感じてしまうことがあります。
内容が難しいわけではないのに、なぜか理解しづらい。
実はその原因の一つが、「一文の長さ」です。
例えばこんな感じ。
上司
「この間話した、あの件、どうなってる?」
担当者
「その件なんですが、関係部署ともいろいろと話し合いをしていたのですが、途中で別の案件の対応も入ってしまったこともあり、まだ結論までは出ていないのですが、ある程度方向性としては決まりそうなので、また改めてご相談させていただければと思っています。」
イメージしてみてください。
あなたは上司です。
担当者からこんな感じで回答されたらどう思うでしょうか?
「で?結局何が言いたいの?」と思いませんでしたか?
では一文が長いと、なぜ話が分かりにくくなるのでしょうか?
一文が長いとなぜ話が分かりにくいのか?
一文が長いと話が分かりにくくなる原因はいくつかあります。
①聞きながら覚えなければならないから
②会話は先が読めないから
③大事な情報が埋もれるから
①聞きながら覚えなければならないから
先ほどの担当者の回答、皆様には文章で読んでいただきました。
文章なので、読み直しができますよね?
しかし実際には会話がおこなわれています。
耳に入ってきた情報を処理しながら、次の情報を聞き、意味を理解しなければなりません。
一文が長いと、「処理した情報を記憶しながら次の情報を聞く」という時間が長くなっていきます。
覚えておく量が増えるほど、そしてその時間が長いほど、理解度は落ちていくのです。
②会話は先が読めないから
①と似ているのですが、文章で書いてあると、どのくらいの話の量なのか、目視でイメージすることができます。
しかし会話ですと、この話がどこまで続くのか分からない。
そうすると途中から、
「この話いつまで続くの?」
「何が言いたいの?」
と考えながら聞くことになってしまい、話の途中からの理解度が格段に落ちてしまいます。
③大事な情報が埋もれるから
一文が長い人は、一文に複数の情報を詰め込んでしまいます。
例えば今回の文章には、
関係部署と話し合った
別案件が入った
結論が出ていない
方向性は決まりそう
また相談したい
という 複数の情報が入っています。
複数の情報が入っていると、どの情報が重要なのかを瞬時に判断することが難しくなります。
そのため、話が分かりにくいと感じてしまいます。
一文を短くするコツ
それでは一文を短くするにはどうすれば良いでしょうか?
大きく次の2点を意識してみましょう。
1.一文に一情報
2.「、」は一文に1つまで(目安35~50文字)
基本的には一文に一つの情報です。
今回の例ですと、下記のようになります。
その件なんですが、関係部署ともいろいろと話し合いをしました。
しかし、途中で別の案件の対応が入ってしまいました。
そのため結論までは出ていません。
ただ、ある程度方向性としては決まりそうです。
また改めてご相談させていただければと思っています。
この「。」が増えると、良いことがあります。
「。」は間や余白を生むので、その間に聞き手の理解が追い付きやすいんです。
一文を短くするだけで、話はぐっと分かりやすくなります。
意識して一文を短くして話してみましょう。
余談
私も司会の仕事をする時、シーンに合わせて、一文の長さは意識しています。
特に披露宴は台本が無い世界。
自分自身の言葉で話さなければいけません。
そのため司会者によってかなり違うのですが、私の場合は、新婦の手紙朗読や花束贈呈シーンなど、ドラマティックなシーンは、一文の長さはあまり意識をしていません。
話す内容も大事ですが、雰囲気も大事にしています。
文章で話す、というよりは、言葉(単語)を丁寧に、粒立てて話すことが多いです。(呼びかけのようなイメージでしょうか)
しかし、「一文を短く話す」ということを意識しているシーンがあります。
それは、余興・ゲーム大会のルール説明!!
ゲームのルールは披露宴によって様々です。
そのため、ゲスト全員に伝わるように、丁寧に、でも余計なことは言わず、必要最低限を伝えるように意識しています。
多くの場合は、ルール説明の資料などは配布されません。
司会者の言葉のみでゲームが進行されるため、一回で伝わるように、「一文は短く!」を意識しています。
