「やり方がわかると、人は変われる」元CAが実感!真・インターアクションの力
昨日は真・インターアクション協会認定講師の小茂田郁子さんに、中小企業の研修やコンサルティングで、真・インターアクションをどのように活用しているか、おうかがいしました。
公開インタビューの内容と、アーカイブ動画をまとめてみました。
空の上で培った、"チームで成果を出す"という感覚
小茂田さんのキャリアは、少し変わった道をたどってきました。
大学卒業後、28年間にわたって航空会社の客室乗務員として働き続けました。フライトごとに編成が変わる一期一会のチーム。少なくとも3,000ものチームとともに空を飛んできた計算になるといいます。
「チーフパーサーや管理職も経験したので、どうすればそのチームとして成果が出るか、ということにずっと興味がありました」

CA退職後は生命保険会社の法人営業へ転身。中小企業の経営者を相手にした営業活動の中で、のべ2,000人以上の社長と面談を重ねました。そこで小茂田さんが気づいたことがあります。
「社長さんたちは保険の話だけじゃなくて、『人』のことでとても苦労されている。それが面談のたびに伝わってきました」
保険のプロとしてMDRT(Million Dollar Round Table)の認定も取得しながら、小茂田さんの関心はやがて「人と組織」の支援へと移っていきました。
キャリアコンサルタントの資格を取り、女性活躍推進プログラムを、コーチングも学びました。
そして2024年7月には定年退職を機に、念願だった中小企業向けのコンサルタントとして独立されました。
「コーチングは自分でできても、教えるのが難しかった」
独立後は紹介を中心に、すぐに複数の企業との契約がスタートしました。
小茂田さんが提供するサービスの軸は「チームビルディング研修+継続的な伴走支援」です。単発の研修で終わらせず、面談や継続コンサルを通じて組織の変化を一緒に見ていく、というスタイルにこだわっています。
「研修でいくら気づきがあっても、それを実務にどう生かすかが一番大事。社長も本業で手いっぱいですから、そこを一緒にカバーしていく形をとっています」
その研修の中に取り入れているのが、真・インターアクションというコミュニケーションメソッドです。
「コーチングは自分がクライアントに使うぶんには本当に役立っていますが、それをいざ会社の経営者に教えようとすると……私自身が身につけるまでにとても時間がかかったので、これはすぐには難しいなと感じていました」
そんなとき、真・インターアクションの説明会に参加しました。「これだ」と感じた理由はシンプルでした。
「型さえ覚えれば、すぐに使える。しかも感情論ではなく、具体的な行動に落とし込まれている」
コーチングが「感性と経験の積み重ね」を必要とするのに対し、真・インターアクションは「5つの基本行動」と「5つのステップ」という明確なフレームが軸になっています。

何を言うべきかのセリフ例まで用意されており、「この通りにやってみてください」と経営者に渡せる点が、現場への導入を大きく後押ししました。
「同じテーブルの上に置く」一言で変わった、ある建築会社の話
ある建築関係の会社でのエピソードが印象的でした。
社員へのヒアリングをしていると、こんな声が聞こえてきたとのこと。
「わからないことを社長に聞きに行くと、なんか話を聞いてもらえない感じがして……」
原因は、コミュニケーションの"姿勢"でした。社長や幹部が、社員の話を十分に聞けていなかったのです。
そこで小茂田さんは、社長と幹部に真・インターアクションを導入することにしました。特に効果的だったのが、あるフレーズでした。
「同じテーブルの上に物事を置いてみてください。
同じ地図を見るイメージで」
一方が「この行動はどうなのか」と言い、もう一方が「こういう理由があるんです」と返す。そうして初めて、同じ問題を共有したテーブルに着けます。そこからはじめて、「じゃあどうしようか」とアイデアが生まれていきます。
「幹部の方が話をしっかり聞くようになったことで、社員さんにもそれが伝わっていったと思います。自分から動く社員が増えてきた実感があります」
導入から1年あまり。組織の空気は明らかに変わったといいます。
行動是正から人事考課まで——現場で広がる活用シーン
小茂田さんが活用する場面は、行動是正だけにとどまりません。
仕事指導の場面では、「この仕事の目的は何か」「あなたにお願いしようと思った理由」を丁寧に伝えるステップが用意されており、テキストにはそのままロールプレイに使えるセリフ例も収録されています。
「社長さんが、どう言っていいかわからなかった、という状態から、あ、こう言えばいいんだ、と気づいてくれる瞬間があります。それが一番うれしいですね」
さらに、人事考課の目標設定や中間確認、フィードバックの場面でも、同じ「5つのステップ」の考え方が応用できます。
社員と経営者が同じテーブルに立ち、同じ方向を向いて話せるかどうか——その基本は、どのシーンでも変わりません。
「その会社に、一人いる存在になりたい」
小茂田さんが描く理想は、会社に"伴走する一人"としての存在感です。
「会社が成長して人が増えると、管理職も必要になってくる。その育成も含めて、何かあったときに相談してもらえる。私の顔を見たら『あ、みんなで良くなるんだ』って思えるような存在でありたいんです」
社内の人間では言いにくいことも、社外のコンサルタントには話せます。逆に、社長の思いを社員に橋渡しできることもあります。俯瞰した立場から、組織全体を公平に見られることが小茂田さんの強みです。
かつて1回限りのチームで、いかに最善の仕事をするか。28年間、それを問い続けてきた方だからこそ、「チームの力を引き出す」という仕事に説得力があります。
「真・インターアクションは、良くしかならない」
開発者の藤本氏がそう語るこのメソッドを、現場の最前線で使い続けている小茂田さんの実践は、その言葉の確かさを静かに証明しています。

取材・構成:真・インターアクション協会 理事/広報事務 下川真由美
アーカイブ動画は、こちらから視聴できます
【動画の概要】
元航空会社CA・生命保険営業を経て、中小企業専門のコンサルタントとして独立した小茂田さん。 のべ2,000人以上の経営者と向き合ってきた小茂田さんが、真・インターアクションを現場に取り入れた理由とは?
実際の導入事例や、組織が変わっていく様子をインタビュー形式でお届けします。
【目次】
オープニング・真・インターアクションとは
小茂田さんのご紹介・キャリアについて
中小企業コンサルタントとして独立した経緯
真・インターアクションを導入したきっかけ
建築会社での導入事例「同じテーブルに置く」
行動是正・仕事指導・人事考課への活用
今後の展望・メッセージ
真・インターアクション公式ホームページ
真・インターアクションに関する記事のマガジン


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