AI導入に失敗しやすい事例
品川で活動しているとこんなお悩みをよく聞きます。
「AIを導入して、組織をガラッと変えたい!でも、何から手をつけていいかサッパリで……」
この気持ち、とてもよく分かります。最新のテクノロジーの話ってワクワクしますよね。でもいざ具体的に誰が何をやるかという話になると勢いが弱まってしまう…
私は現場を「楽にする」のが結構得意です。旗を掲げて俺についてこいみたいなのは得意ではないけど、地元の経営者さんや団体の代表の方のお困りごとを解決して、ちょっとした仕組みを作るくらいなら、なんなく再現性を持って作ることができます。
最近流行りの「AIを導入して、劇的な革命を起こす!」というお話。あれ、手順を間違えると、効率化どころか逆にAIでただ業務量が増えた状態になってしまう。そんな話
しなAI
主に品川で中小企業や団体に向けて、AI活用やIT化のサポートをしています。現場主義、現場を大切にしながら活動しています。
目次
目的の無い、とりあえずAI
最近なんか、流行ってる。たしかに、AIを入れて効率化って誰でもできる(ように見える)し、なんとなく「業務が自動化されて、AIが完璧に思った通りにデータ入力とか文章作りとかしてくれたら最高!」という人達に刺さるんだと思います。
正直いって、「今の業務手順をそのままにして、単なるAI導入だけで効率化する」のは、もったいないお金と時間の使い方だと思ったほうがいいです。なんなら、いちばん(と言ってもいいレベルで)落とし穴が多い!効率化としてあんまり優れていない。
ムダを効率化
どういうことかと言うと、今の無駄な仕事の流れをそのままAIにやらせるのって、例えるなら「いらないモノや服が散乱している部屋に、最新のAIお掃除ロボットを放り込む」のと同じ感じだ。
機械がどれだけ優秀でも、そもそも「いらないものを捨てる(業務をなくす)」ことを先にやらないと、不要なモノを整理整頓するという余計な手間が増えるだけになる。
だから、基本的な考え方としては「本来やらなくていい毎月5時間の無駄な作業を、AIを使って1時間に短縮する」のはナンセンスだってこと。
もし「AIを入れて少し業務が早くなった」というなら、それはきっと「AIを入れる前に、そもそもその業務自体をなくすか、やり方を変えた方が、もっと圧倒的に楽になっていたもの」を、そのまま残しちゃってるという可能性が高い。
だから、特別な事情がないなら、個人的に「今の業務手順をそのままAIに当てはめようとすること」はオススメしません。
自動化よりもまず「何をしないか」
繰り返すことになるけれど「決して、自動化すること自体を目的としない」ということ。自動化が目的になって導入したAIは、もはや「無駄を高速でこなすだけの機械」でしかない。
まず、日々の業務のなかで「これって本当に必要か?」を考える状態がある。AIを入れる入れないに関わらず、そもそも削れる業務はないか、慣習になっていないか、手放せる面倒はないかと整理している状態がある。
この状態をつくりだすことが重要だとおもう。優先順位は圧倒的にこっちが先。
無駄をある程度削ったら「本当にこれは人間じゃなきゃダメか?」と残った部分。そこに対して、初めてAIという道具を渡してあげる。
つまり、一番大事な本質は「AIにいかに上手くやらせるか」ではなくて、何をAIにやらせるか(任せるか)。
とにかく「なんでも自動化」の誘惑に呑まれずに、まずは現場の「地味な面倒」を整理して、AIに何を任せるかを見極めることが大事。
