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下僕並べ【毎週ショートショートnote】

アイドルの中でもトップオブトップ、言ってみれば、頂点の中の頂点のアイドルであるわたしが下僕をもつようになったのは、わたしに彼氏ができてしまったからなのだ。

外を歩けば、わたしの姿を一目見るために、振り返るだけでなく、スマホで写メを撮ろうとして人が追いかけてくる。

そんな状況の中でできた彼氏は一般人。

彼氏と一緒に歩こうものなら、パパラッチやらなんやらで、生活もままならなくなるのは予想できる。

わたしは考えた。木を隠すなら森の中だ、と。つまり、一般人である彼氏を隠すなら、一般の下僕たちをわたしのまわりに置けばよいのだ。

その下僕たちの中にわたしの彼氏を紛らわせれば、いつでも会いたいときに会えるという寸法だ。

「本日の『下僕並べ』よ!」

わたしがそう号令をかけると、下僕たちとその中にいる彼氏が、きれいに横一列に並んだ。

そう、確かに今わたしは彼氏と同じ空間にいる。

ただこれだけで幸せな気持ちだ。

まだこの仕事が続けられるなと思った。


(410字)


たらはかに(田原にか)さんの企画に参加させていただきました。

この物語はフィクションです。

※オチというか、ネタが思いつきませんでした。


*この記事は、以下の企画に参加しております。



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