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yuki_yomogi
来襲の運勢【毎週ショートショートnote】
無数の半球型UFOが空を覆いつくしていた。
半球型UFOは銀色や黒や透明で、ほぼ隙間なく連なって並び、昼間なのに辺りは暗くなっていた。
ニュースによると宇宙人からの最終通告があったらしい。
人類の最強兵器でも半球体UFOには傷ひとつつかない。
まもなく彼らに地球に住む人間は絶滅させられる。
政府は専属の占い師に来襲の運勢を占ってもらったところ、運勢は『平和』となるらしい。
人類最後の日は平和に終わるとのことらしいが、皮肉なのか、諦めなのか、来襲への抵抗なのか。
もう、どうでも良いと思った。
僕は昔の彼女が好きだった場所で地球最後の日を過ごしたいと思った。
その昔の彼女は僕の初恋の人で、よく一緒に城ヶ島に海を見に行っていた。
だから、他のことは考えず、僕はそこに向かっていた。
僕が到着するとひとりの女性が立っていた。
その瞬間、風が吹いて、女性の白く大きい帽子が僕に飛んできた。
初恋の香りと一緒に。
長い髪をなびかせて彼女は微笑んでいた。
(410字)
たらはかに(田原にか)さんの企画に参加させていただきました。
※SFショートショートにしました。
*この記事は、以下の企画に参加しております。
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