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インフル念写【毎週ショートショートnote】

私は風邪気味だったので、母に外出禁止といわれていた。どうやら母は私がインフルエンザかもしれないと疑っている。でも、熱も高くないし、体も痛くないから、もう気にせず外に出た。私は友達に会いに行った。昔から霊が見えたり、占いのようなことができる友達だ。体調を占ってもらおうと思った。

「あんた大丈夫?インフルエンザじゃないでしょうね」

「ちょっと微熱があるだけだよ」

「本当?じゃあちょっと念写してあげるわ」

「念写?それで風邪かどうかわかるの?」

「そうよ。スマホで撮影してそこに写ったもので判断するのよ」

そう言って友達は私の頭にスマホのカメラをあてて、目をつぶり、ぶつぶつとなにかの呪文を唱えた。一分ほど続いた呪文が終わった後しばらくして、シャッター音が聞こえた。

画面を確認すると、一本の光の筋が写っていた。

「これは霊ね。インフルエンザの霊よ」

「イ、インフルエンザの霊?」

「そう。わたしは世界で初めて『インフル念写』を成功させたの」


(410字)


たらはかに(田原にか)さんの企画に参加させていただきました。

※今日は自分の車の車検とタイヤ交換でした。


*この記事は、以下の企画に参加しております。


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