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ネタバレアイマスク【毎週ショートショートnote】

その日の朝、いつも工場で手伝ってもらっているスタッフの指がかすかに震えているのに気づいた。「指、どうしたの?体調悪い?」僕がスタッフに聞くと、そのスタッフは眉間にしわを寄せて、大丈夫ですとひとことだけ応えた。もうそれ以上聞いてもしょうがないと思ったので、僕はそのまま工場を出て、事務所に向かった。

事務所に着くと、机の上に黒いアイマスクが置いてあった。アイマスクというものを人生でほとんど使ったことがないので、それをアイマスクだと認識するのに時間がかかった。なぜこんなところに、というのが正直な気持ちだった。

僕はそれを指でつまみ、机の端に避けた。そのときバタンと大きな音をたてて、事務所のドアが開いた。さっきの指が震えていたスタッフがやってきて、アイマスクをばっと取った。

「すいません。これは私の『ネタバレアイマスク』なんです」

「ネ、ネタバレアイマスク?」

そのスタッフはアイマスクを顔に着けると、そのまま部屋を出て行った。


(410字)


たらはかに(田原にか)さんの企画に参加させていただきました。

※恐ろしいくらいネタが思いつかないのです。意味不明ショートショートになりました。書いているうちに何か思いつくかなと思ったのですが、何も思いつかないまま410字になってしまいました。ショートショートって難しいものですね。


*この記事は、以下の企画に参加しております。


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