Photo by
junsus79
LOVE怪談【毎週ショートショートnote】
新婦のA子ちゃんと私は中学時代が一緒でした。A子ちゃんは怪談がとても好きで『LOVE怪談』な女の子でした。私たちは学校が終わると、心霊スポットに行っていました。A子ちゃんは「幽霊に会いたいなあ」と言っていました。けれど、幽霊には全然出会えませんでした。でも、A子ちゃんは「将来怪談師になるの」とお墓を見ながら言っていたこともあります。今考えると、そのころから妖怪が好きだったのかなと思います。今日もA子ちゃんのお相手が妖怪の方ということで、運命の人、いえ、運命の妖怪の方と出会えたのかなと感じています。そして、この式場はとても大きく、まるでお城のようです。こんな素敵な廃墟……いえ、式場は、真っ白な漆喰の壁のようなぬりかべさんや、ひらひらとした純白のカーテンのような一反木綿さん、親戚の子供のような可愛い子泣きじじいさんと猫娘さん、幻想的に廃墟を照らしてくれる火の玉さん。そういうことでA子ちゃんをよろしくお願いします。
(410字)
たらはかに(田原にか)さんの企画に参加させていただきました。
※着想は結婚式のスピーチです。
*この記事は、以下の企画に参加しております。
いいなと思ったら応援しよう!
サポートお願いいたします!執筆活動費にさせていただきます。