Photo by
togashiy
誤字審査【毎週ショートショートnote】
とある居酒屋。大学時代の友人と10年ぶりにサシ飲みだ。
「久しぶり。最近仕事はどうだ?今何の仕事なんだっけ?」
「今は『誤字審査』の仕事だよ」
「誤字審査か。難しそうだな」
「難しいけど、やりがいはあるよ」
「そうかあ。俺は字ばっかり見てたら頭おかしくなるよ」
「お前は字が嫌いだったからな」
「そうだな。そもそも漢字が苦手だから、誤字を見つけられないよ」
「だけど、今はAIがあるから誰にでも出来るよ。でも、ときどきAIも間違えるんだよ」
「AIも間違えるんだな」
「まあだけど、もうほとんど間違えないよ。実はそれもあって、俺は仕事を辞めなければなんだよ。AIに追われてね。AI使用料も安くなって、今や俺の時給よりも安いよ」
「そうなんだな。それはつらいな」
「AIさえいなければ、仕事を続けられたんだけどね」
「それはつらいな」
「もう、どうすればいいのかわからないよ」
「AIにどうすればいいのか聞いてみたらいいんじゃないか?」
「お前頭いいね」
(410字)
たらはかに(田原にか)さんの企画に参加させていただきました。
※なんだかもっとインプットをしなければという気分になりました。
*この記事は、以下の企画に参加しております。
いいなと思ったら応援しよう!
サポートお願いいたします!執筆活動費にさせていただきます。