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yokopie
ソーセージ座流星群【毎週ショートショートnote】
本当に、本当に、わたしはいやな気分になっていた。ずっと嫌いなものが目の前にあるからだ。イヤなら見なければいいと、そういうふうに言う人もいるだろう。けれど、わたしは仕事上、それを見なければいけないのだ。そういう立場なのだ。なぜこうなってしまったのか。でも、周りの他の人たちは別に嫌がっていなさそう。わたしだけがいやがっているのかもしれない。人は本当にいやになると、それについて考えたくもないし、見たくもないし、近寄りたくもない。どこかの大企業が天文学者を雇って、新しい星を見つけて、さらに新しい星座まで作って、『ソーセージ座』と命名したりした。そして毎年11月の初めころに、その星座のところから流れ星が飛んでくるもんだから『ソーセージ座流星群』と名付けて、そっちの方を向いてソーセージを食べると、願いが叶うみたいな日にしてしまった。まるで鰻を売るために土用の日を作ったように。ソーセージばっかりで天文学が嫌いになりそうだ。
(410字)
たらはかに(田原にか)さんの企画に参加させていただきました。
この物語はフィクションです。
※年をとるとソーセージすら重たく感じるようになります。美味しいものを食べるのなら、若いうちにたくさん食べておいた方がいいですね。
*この記事は、以下の企画に参加しております。
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