AIによる虚弱化

AIに頼るとこうなるのは目に見えていたけど、とうとう表に出てきたか。

だいぶ前の話だけど、私のプレゼンにいたく感動したという人が資料ほしいと言うので渡した。で、さあ社内の人に紹介しようとしたらまるで言葉が出なかったという。「篠原さんの講演聞いたらすごく理解できたように思ったんですけど」と、もう一度話を聞かせてくれ、というので訪問を受け、もう一度説明した。次のプレゼンではうまくいったようす。

人間って、分かった気になってもいざ自分がそれを再現しようとしたらできやしない。フィギュアスケートの見事な回転見てると自分もできる気がして真似てみてもできやしないのと一緒。真似するにも、長い時間の試行錯誤と鍛錬が必要。

こうした鍛錬を経ずにいると、肝腎の人間の側の力が育たない。字もろくに書けない幼児が書家の字を批評するようなもので、笑止千万。AIを使いこなすどころか、AIにも勝てない人間を育てるだけになってしまう。

自動車に勝てる人間はいないけど、現代人も身体を鍛えるでしょ?AIが発達したからって、人間を鍛えずに済むというのは大間違い。人間を鍛えなければ、AIを使いこなすことだってできやしない。

身体と脳を鍛えることを、ますます怠るわけには行かない時代に突入したのだと思う。

いいなと思ったら応援しよう!