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職業、お姫様論

白黒つかないという現実

大人になると、白黒つかないことが多いです。
人生とは、グレーと不本意と割り切れないものの集合体だと思っています。

偶然の幸福は、ほとんどありません。努力をし続けて、やっと報いられることはあっても、努力が無駄になることもたくさんあるし、たまたまラッキーなことが起きても、それは継続できない。
幸運を維持するためには、痺れるような不断の努力が必要です。ちなみに、努力は疲れます。

割り切れないことがあっても、飲み込まなければならない。割り切れることなんて、むしろないのです。

人生はたぶん奇数

人生は、たぶん奇数。偶数ではない。
しかも3や5の倍数のような、きれい系の奇数じゃなくて、23あるいは37の倍数みたいな感じ。
いつもそれなりに割って、“あまり”か、果てしない小数点以下の世界も内包して生きる。

起承転結という幻想

子どものころに「起承転結」を習うけれど、きれいな起承転結は、相当な努力をしないと描けないと気がつきました。
たいていの人生のできごとは、 
たぶん「起・転・転・転・倒・滅」みたいな感じなのではないか。

「起・承・転・結」なんて、絵に描いた餅だと思った方がいい。
そもそも終わりは結ばれるものではなく、静かに「滅」で消えていく…

プリンセスは努力の塊。姫カタログ

フェアリーテイルのプリンセスは、みんな努力の塊です。
たぶん前世で徳を積みまくり、現世で死ぬほど努力したから、お姫様になっていると思われます。

シンデレラは、本当は靴擦れしているはず(ガラスの靴が擦れないわけがない)。でも、12時になる前には、走って階段を駆け下りる。足が激痛でもブスにならないのも、日頃の表情トレーニングの賜物。

眠り姫は、床ずれで起き上がれない (あんだけ眠ってムクリと起き上がれるはずがない)ことがないように、睡眠時に無意識下で筋トレしてる。

白雪姫には、若白髪があったはず(7人も変な同居人がいたら、髪にストレスが現れないわけがない)。白雪姫は、鏡を見て若白髪を抜くのが日課だったと思う。

おもてなしのプロな乙姫は、たぶんいつも酸欠(水中で呼吸ができたとしても、ゆらゆら踊り続けるのはつらい。竜宮城はブラック職場だと思う)。

ベルも大変。野獣を矯正する姫。しかも“しゃべるお皿”つき。うるさい。そりゃ本が静かに読みたくなる。なんていうか心が休まなすぎるな、ベル。

親指姫は、ミクロゆえに醜いものが見えすぎて、生きづらい。毛穴が見える人生、辛すぎる。HSPには、地獄すぎる沙汰。

人魚姫は辛い。毎日激痛だけど、舌がないから痛みを伝えられない。
最後は泡になる泡沫(うたかた)の姫。もっとも現実路線かも。救いがないけれど、今を生きる姫たちに通じる。

どうでもいいけれど、ラプンツェルは首が極太。姫だと思って出会った王子が気絶する太さ。 

ちなみに、織姫は「年に一度、しかも雨が降ったら中止」という、一点突破で極めて甘い雇用条件。眺めの良い銀河で、あぐらをかいて機織り。彦星は年一だからね。姫界隈では、一番生きやすいかも。

一方、かぐや姫は月から来た「期間限定の派遣さん」でありながら、地球の富豪ファイブを「月に帰ります」で、すべて破滅させて帰る。最も効率的なクラッシャー、が私の見立て。

#つくってみた姫カタログ

「職業」としての姫

姫たちは、どんな苦難をも乗り越える圧倒的な自律と努力があって、「職業」としてプリンセスをやっているのです。
グレーで、割り切れなくて、不本意でも頑張る。白黒はっきりさせて、圧倒的な白になるために、ひたすら頑張る。
幸せは努力の先にあって、しかも自らぶんどりに行くもの。野心がないと、姫はできない。

私の考察では、姫は王子より過酷です。
王子は一点集中ですが、姫は365日、360度全開で見られているのです。どんな瞬間も準備万端にしていなければならない。過酷すぎるだろ。

ロマンの皮を剥いだら、
姫=超絶成果主義フリーランスなのです。

ドーピングという近道

ドーピングやら整形が一番の近道なのには同感します。でも、手放さなければならないものが、あまりにも多すぎる。
「命と引き換えに」なんて大袈裟なことを言わなくても、少し先の人生の身体的な痛みで、確実にQOLは傷つけられるのだから。

インフルエンサーの来世

白黒はっきり、偶数で割り切れて、整形という名のドーピングをして、起承転結が完璧な人生を見せる職業――すなわち野心家なインフルエンサーは、来世では声がない種類の虫になる。声を上げる蝉にもなれない。たぶん、蚊かアメンボウか。徳が少しあれば蛾。←多少の華がある

というのが、私の見解です。
「だって嘘をつきすぎてるもんね」という話をしたら、妹にこう言われました。

「夢がなさすぎる。子どもの前では絶対にしないで。たとえインフルエンサー的な人生でも、因果応報が成り立つって教えないと、人生の戦いから脱落する。
でも、やるなら織姫が一番いいわ。自分が人魚姫なの、絶対無理。ナイフ貰ったら、王宮ごと滅多刺しよ」

……笑。なんか激しい姫だな。武闘派すぎるだろ。

それでも思うこと

私、間違ってます?
これが真実だと思うけど。

お姫様の労働組合をつくる未来が見えました。

幼稚園の頃に描いたお姫様
優雅というより、働いている風。
すでにこの頃から、姫は労働者だったのか。


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シェヘ|アラフィフ視点 応援ありがとうございます。とっても励みになります:)

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