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長女のやる気のタネ

キッチンで夕飯の準備をしていると、長女が「プリン作りたくなっちゃった〜」とやってきた。


やりたい事がはっきりしていて、好奇心の赴くままに動く長女。ふと「何か作りたい」アンテナが立ったようで、プリンを作りにきた。


1回も作った事がないのに。


この時、私はその「やる気のタネ」の種類を探る。


今までも、長女がまいたタネを、私が見誤って発芽させられなかったことがしばしば。


長女の性格×長女の様子×私の長女との間の経験×私の勘


で、どんなタネなのか導き出す。


“上手く作りたいタネ”では無さそうだ。

たまに、“動画でたまたま見たレシピをやってみたいタネ”もある。

…今回は“自分の思いついたレシピで作ってみたいタネ”かな?

肥料は与えず、太陽(見守り)と乾けば水(その時々のヘルプ)を与えれば良いパターンかしら??


長女は、食器棚から、器を選んで取り出した。そして、冷蔵庫から卵を1つ取り、卵を割ってその器にぽとんと落とす。「そして〜砂糖を大さじ1〜♪」と、砂糖を大さじ1入れる。


混ぜるために、細い泡立て器を「これで混ぜてみたら?」と渡す。


卵を混ぜてみて、いつも箸で混ぜる長女は「混ぜにくい〜」と言いながらも、それで混ぜる。


そして、器ギリギリに牛乳を注いでいく。


卵混ぜるのも、牛乳をギリギリにそそぐのも、こぼさずにできるようになってきたね☺️


「ママ開けて〜」


と電子レンジの扉を開けるのを要求してきた。


今、うちの電子レンジは不具合を起こしており、開けるのに力がいる。


ママの力で開けてあげて、電子レンジでチン。


「20秒ごとがいいんじゃない?」


と様子を見ながら、加熱していく。


何回かの20秒で、液体だったものが、プルプルしたものになった。


長女は、電子レンジを開けてもらい、中の器を取ろうとするが、


「熱い!ママ取ってー!」


小さな器に分厚い鍋つかみは掴みにくいので、ペーパータオルを畳んで厚みを出し、それでそっと掴み、さっと取り出し、ちゃっと台に置く。


その器の上に一回り大きい器をのせて、ひっくり返し、ぶんぶんと振る。


手元で器からプリンが外れた感覚がした。


そっと器を置き、被せてある器を取ると、ツルンとした綺麗な形のプリンが出てきた。


「おいしそう〜〜〜💖」


2人で言った。まさかあの適当な作り方で、こんなに美味しそうなプリンができるとは思ってもいなかった。


色々話し合って、これはパパへのプリンにしよう!となり、冷めたらラップをかけ、冷蔵庫へ入れられた。


次の日。


長女もやっぱりあのプリンが食べてみたくなって、また作りにきた。


同じ器を出してきて、それに卵を1つぽとん。


「今度は砂糖は小さじ1にしてみる」


と、砂糖は小さじ1。


よくかき混ぜて、牛乳をギリギリに注いで、電子レンジでチン。


またママがそこから熱い器を、ペーパータオルでそっと掴んで、さっと取り出し、ちゃっと置く。


一回り大きい器をのせて、ぶんぶん振って、外れた手応えがあったら、そっと器を置き、被せてある器を取ると、今回もまたツルンとしたプリンが出てきた。


早く食べてみたい長女は、まだ温かいプリンをスプーンと一緒に嬉しそうにリビングに持っていった。


美味しかったかな?😊


しばらくして、長女が何口か食べたプリンを、微妙な表情で持ってきた。


「あのさ…ぼそぼそして美味しくなかった…」


と言って、キッチンに置いていった。


熱、通しすぎちゃったかな😇


そして、ハッとする。


…じゃあ、まだ食べられていない、冷蔵庫の中のパパのプリン…も?

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