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父が息子に伝えた、ひとつの覚悟

小学4年生の4月。

息子と同じマンションに住む友達4人は、み

んな同じ塾に通うようになりました。

息子だけは別の塾です。


まだ思いきり遊びたい年頃。

みんな塾へ行く前には一緒に遊び、塾がない

日も集まって遊んでいました。


そんな生活が続いた結果、6月の公開テスト

は思うような成績が取れませんでした。


そして、7月の公開テストでも結果が振るわな

ければ、クラスが下がる可能性がありまし

た。


そんな息子の様子を見て、夫はこう伝えまし

た。


「遊びたいなら、塾を辞めて思い切り遊べば

いいよ。でも、塾を続けたいなら勉強量を増

やさないと第一志望には合格できないよ。

うちは裕福なわけではないから、塾代だって

決して安くないんだよ。」


普段の夫は、息子の特性を「個性」と受け止

め、息子がやりたいことはできるだけ尊重し

てきました。


それでもこのときは、遊ぶ時間が増えたこと

で息子が志望校への道から遠ざかってしまう

のではないか――そんな心配があったのだと

思います。


私も、夫と同じ気持ちでした。


息子には、周りに流されるのではなく、「第一

志望を目指して今は頑張る」のか、「今は遊ぶ

ことを選ぶ」のか、自分の意思で決めてほし

いと思っていました。

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