第90話  健康診断という名のアトラクション。40代おじさん、バリウムに敗北する。

今日は健康診断。

この年になると、
「健康診断=安心」ではなく、
**「健康診断=イベント」**になる。

体調を測りに行くというより、
試されに行っている感覚だ。



注射を間違えられる朝

まずは採血。

担当の方が、
腕を見て、
少し間を置いて、
こう言った。

「……すみません、ちょっと違いました」

なるほど。
あるあるだ。

でも思った。

失敗する人って、最初から自信がない。

どうせ失敗するなら、
「いきますよー!大丈夫です!」
って自信満々に外してほしい。

そのほうが、
心のダメージが少ない。

とはいえ、
何千人、何万人と注射していたら、
失敗もあるよね。

人間だもの。



AI時代なのに、進化しない最大の謎

問題はここからだ。

バリウム検査。

AIが文章を書き、
車が自動運転し、
スマホで何でも完結する時代。

なのに。

なぜ、
あの検査だけ
昭和のアトラクションのままなのか。



ゲップ我慢 × 回転 × 逆さ

・ゲップを我慢してください
・右を向いてください
・左です
・はい、回って
・次は逆さになります

……何をやらされているんだ、私は。

白い液体を胃に流し込み、
寝ながらぐるぐる回され、
時には逆さ。

もはやこれは検査ではない。

人間性能テストだ。



正直に言います

40代後半の今でも、
正直ちょっときつい。

これを、
60歳を過ぎても
同じパフォーマンスで求められる未来。

……無理です。

あの検査で求められる
• ゲップ我慢力
• 柔軟性
• 体幹
• 指示理解力

全部、年齢と反比例する。



誰か、どうにかしてください

AIがここまで進化したなら、
そろそろ言わせてほしい。

「バリウム検査、自動化できませんか?」

・飲むだけ
・寝ない
・回らない
・逆さにならない

そんな未来を、
心から望んでいます。

健康のために行ってるのに、
一番ダメージを受けてるのは、
検査中のメンタルです。



まとめ:健康診断は、健康を考えるきっかけ(と忍耐力)

文句を言いながらも、
結局ちゃんと受ける。

それが、40代。

注射を間違えられても、
バリウムに振り回されても、
「まあ、必要だよね」と帰路につく。

健康診断は、
体だけじゃなく、
忍耐力も測られている気がする。

来年も、
たぶん文句を言いながら、
また行きます。

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