十割の駅そば
兵庫県内を走るJR加古川線。
その小野町駅の駅そばは、珍しい事に十割蕎麦を提供しているらしい。
駅そばといったら「早い安い美味い」だが、本格派の蕎麦が味わえるという印象は正直言ってあまり無い。それも好きなんですけどね。
てな訳で。
十割の駅そばを確かめに行きました。

さてJR加古川駅から二十分ほどで小野町駅に到着。基本的に一時間に一本しか電車がないから気をつけてくれ。
目的のお店は『ぷらっと きすみの』さん。
小野町駅に降りてすぐ。駅舎内にある。



おろし十割蕎麦(単品)を注文。

一般的な駅そば二〜三杯分と考えると高いが、十割蕎麦なので十分お手頃価格だ。
ここの十割蕎麦は繊細さを感じる細麺で香りがいい。
「お塩で召し上がってみて下さい」と店員さんに言われたので試してみると、なんと塩だけで十分に美味い。そのままでも美味い。
もちろん麺つゆ、薬味、少し粗めのおろしを加えれば更に美味い。
そして卓上にある天かすを自由に入れられるのも良い。コクが増してありがてぇんだ。
麺つゆは、ざるスタイルで食べると少し濃い目かなと思ったが、麺にぶっかけたらちょうど良かった。お好みで使い分けよう。
お店で使われている蕎麦粉はすべて地元きすみの産で、かなり地産地消にこだわっているお店らしい。調べてみて驚いたが、ここの経営は個人でもなくチェーン店でもなく地元のNPO法人なのである。
地元名産の蕎麦を駅でアピールか。
なんだか応援したくなるお店である。小野町駅から徒歩五秒だし、素晴らしいな。

満足して蕎麦湯を飲みながら店内を見渡していると、なぜか野球のボールを見つけた。
サインボールか。
しかし驚いたのはその隣の写真。
ダルビッシュ有と大谷翔平と山本由伸(らしき金髪の青年)が写っていたので思わず目をひん剥いた。
え、ご来店? 本当かよ?
この写真の写真を撮ればよかったよ!
誰のサインボールかは分からなかったが、「オリックス」の文字は読めた。
え、じゃあやはり元オリックスで現ロサンゼルスドジャースの山本由伸投手!?
いや、落ち着け。
ちょっと冷静になれ。
本当にこんなスター選手たちが来たなら絶対にニュースになっているだろうし、店主が「ファンで写真飾ってます」という可能性が高いか。
なんだったら山本由伸らしき金髪の青年がここの店主の可能性すらある。
しかしあのサインボールは誰のだ?
よほど店員さんに「あの写真とサインボールはいったい?」と聞いてみようかと思ったが、時刻は真夏のお昼時。お客さんが大挙して押し寄せている混雑状態で忙しそうだったので尋ねるのはやめておいた。
良い子のみんなも、依然として謎の残る名店、『ぷらっと きすみの』さんへどうぞ。
お土産コーナーもあって蕎麦の乾麺や太巻きやお弁当なども買えるぞ。
でも夏に行くと店の近くに冷房の効いたお店などは見当たらなかったので暑いのは覚悟してくれ!
そしてあの写真とサインボールの謎を誰か解いてくれないだろうか。
