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「メンズライク」 と 「レディライク」

こんにちは、なかまちです。自問自答しています。
メンズライクとレディライクにまつわる自分の気持ちや考え、過去のことを書いてみます。





メンタルをやられていた頃の私は、カウンセリングに月一で通っていた。
少しづつ回復しかけていた頃、ふとエレベーター内の全身鏡に映る自分の姿が目に止まった。
スニーカー、ジーンズにショート丈のダウンジャケット、リュック、ショートカットの髪型…
どことなく少年のようだった。
この頃は、メンタルに向き合うことに精一杯で「おしゃれ」なんて全くどうでも良いことの1つだった。
でも、鏡に映る少年のような自分の姿を「なかなか良い!」と思ったのだ。少年のような自分の姿に、ちょっぴり嬉しさを覚えた。

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私は、昔から黙っているとおとなしそうに見えるらしい。小柄で華奢な体格も重なり、学生の頃は痴漢被害にも多々遭った。普通の人のふりをして社会に紛れている、「変態」という化け物に、心底うんざりしていた。もっと言うと恐怖だった。

高校生のある時、「次に痴漢にあったら絶対捕まえる」と心に決めた。合わせて、被害に遭わないようにする対策として、化け物らしき人に遭遇したら、被害に遭う前に、私は全力で変顔をする事にした。または、突然ジャンプしたり、「しゃー!」と叫ぶ(化け物にのみ聞こえる音量で)などの奇行をして、全力で変な人のふりをする事にした。さすがの化け物も、自分より変な人には手を出さないだろうと考えたからだ。

狭い電車内での奇行は気が引けたが、被害に遭うことよりずっとマシだった。
狙いは見事的中した。それ以降、被害に遭うことは一度もなかった。

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鏡に映る「少年」のような自分の姿に嬉しさを覚えたのは、そんな過去も関係しているのだろう。女性ではなく少年のような見た目になることで、自分を守れている気がしたのかもしれない。

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それから一年ほど経った頃だったか、私は「自問自答ファッション」に出会い、感銘を受け、自分の「なりたい、似合う、好き」を考え始めた。

まずは今着ているものを更新したい。
小さい子どもと過ごす時間が1日の大半を占める私は、動きやすいパンツスタイル、スニーカー、リュックが必須だった。スニーカーとリュックは気に入っていたので、服を探し始めた。

・「なりたい」…メンズライクで変態なんて寄せ付けないような、かっこいい女性。
・「好き」…ほっこり平和なイメージで動物柄や花柄。
・「似合う」…イメコン的には、骨格ラブリー、ソフエレなので無地のキレイめ
・必要な服は、子育てしやすいカジュアルなパンツスタイル…

まとまらない自分の傾向に、戸惑いながらも、試着の旅をスタートさせた。
(プランが苦手で、とりあえずDOしてしまう性格で、そのせいでいつも難航してしまう事に最近気づきました。苦笑。)

実際試着を始めると、カジュアルなスタイルが似合わず、
産後からずっとファッション迷子だった事を思い出した。
たくさん試着をするも似合わなくて撃沈する日々。なかでも「ナゴンスタンス」というブランドの服がとても面白くて、どうしてもここの服が着たくて新作が出るたびに試着しに行ったが、まっっったく似合わなくてガッカリする日々。
気づけば半年経っていた。

疲れ果てて、「今日見つからなかったら、自問自答ファッションはひとまずお休みしよう」と決意した。そしてその日もやはりピンと来るものには出会えなかった。

諦めて帰ろうとした時、ふと頭に浮かんだ。
「あきやさんのキャバンのスカートだけ最後に履いて帰ろう」と。
それは、私の生活スタイルにはそぐわない物だった。
でも、最後にそれだけは試着しようと思った。

キャバンの店舗に行き、スカートを試したい旨を伝え、合わせるトップスもお借りした。
滑らかな手触り、美しい光沢、動くたびにしっとり なびく憧れのスカート。
ウェストの裏側には、ゴムにボタンが付いていて、着る人によって調整できる。まるで子供服のような心遣いある丁寧な作りにも感動した。

試着室に入り、着替えた。





鏡を見た私の脳内に、突如声が流れた。



プリンセスにへんしーん!!」(とってもかわいい声で)


私はプリンセスに変身していた。
それ以外例えようがないくらい、ただただプリンセスだった。
嬉しくて嬉しくて試着室で写真を撮りまくった。
とてつもない服に出会ってしまった…!


そこから、この美しい服についての自問自答を繰り返した。
試着できたのは白いスカートで、黒は完売してしまっていた。
白で洗えないスカートは、私の生活には合わない。美しい植物柄の華やかなスカートは、近所の人にも「どうしたんだろう?」と驚かれるだろう。私は注目されたり目立つのが嫌いだ。「髪切ったね」と言われることすら、苦手なくらいなのだから。
でも、プリンセスに変身できたこの服を逃したくない。

私はなぜプリンセスになりたいのか。探していたスタイルとは真逆ではないか。
              

                ※※※
思い出したことがある。
幼稚園の頃、珍しく父親と登園したあの日。

私は、白地に赤い花柄の、クルッと回るとフワッと広がるスカートを履いていた。プリンセスみたいでお気に入りだった。

幼稚園の下駄箱の前で父親と別れる時、父親の前でクルッと回ってみせた。
「このスカートどう?」と父親に得意げに尋ねた。
父親からは、びっくり仰天の答えが返ってきた。
「僕は好きじゃないな」

その後の記憶はない。ショックだった。
私はその後、誰に相談することもなく、そのスカートを履くのをやめた。

               ※※※

あの時の幼い自分に、このシルクの美しいスカートを見せてあげたい。
抱きしめてこう伝えたい。
「大丈夫。誰が何と言おうとプリンセスになれるよ。大人になったら、この美しいスカートが待ってるからね」と。

私は、プリンセス変身セットを買う事に決めた。

子連れで出かける時には着ないで、1人でルンルンお出かけするときに着よう。
だけど、どうしても白を買うことは怖かった。裾を踏んでしまう長さ。確実に汚してしまうだろう。汚れを恐れないで生活したい。

店員さんに他のスカートはないか聞いてみると、ワンピースにトップスを合わせてスカートのように着る方法を提案してくれた。
無地のネイビーのマキシ丈。しかも洗える。これなら、近所の人の目もそこまで気にならない。

試着させてもらうと、「これでもプリンセス〜✨✨」とまた脳内で声が聞こえた。

これにしよう。決めた。

お次はトップス。憧れのあきやさんと同じカーディガン。
たくさん試着させてもらう。店員さんがとても優しい方で、「どんどん着てください(^^)」と言ってくれた。

明るいベージュに決めた。
華やかで、これなら手持ちのパンツと合わせて、子供の学校にも着ていける。
自分にとっては、かなり高価な買い物だった。

私の「なりたい」のメンズライクなカジュアルスタイルとは真逆の、レディライクなスタイルだった。
でも私はプリンセス変身セットを手に入れた。
これで私はいつでもプリンセスになれる。

幼い頃の私に伝えたい。
「誰に何て言われても大丈夫。私大人になっても、クルッと回るとフワッと広がるスカート履いてるよ。しかもマキシ丈だよ。待ってるからね」


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この時のレディライクなスタイルは、私にとって一体何だったのか。
幼い頃から大好きで憧れで、「何の制約もなかったら着たいもの」なのかもしれない。
または、私の「核」の部分が求めていたファッションなのかもしれない。
あるいは、これを通過し無ければ先に進めない人生の土台のような物なのか。
今はわからない。

いずれにしても、キャバンのプリンセス変身セットを手に入れ、幼い頃の自分の憧れを叶えられたことで、今後自分のファッションの傾向が、どう変化していくのか楽しみでもある。


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一方、メンズライクなスタイルもやはり憧れでもあり、私の「なりたい」スタイルである。その後、太めのデニムと黒Tシャツという強そうなセットを手に入れた。子供と過ごす時は、強そうで動きやすいこちらを着ている。

自分で自分の身を守れる大人になった今、私1人の時は、メンズライクなスタイルは、もう必要ないのかもしれない。
でも今は守るべき子供がいる。子供という弱者を連れて歩く時、やはり私はメンズライクな強そうなファッションから力を借りたいと思う。

実際、子連れで電車に乗ると、母親+子供という組み合わせの時、子供が騒ぐと、周りは「はー、うるさいな。静かにさせてよ」という厳しい雰囲気になる。(もちろんそうじゃない優しい人もたくさんいますし、私も出来るだけ静かに電車に乗れるように気をつけていますが)
それが、父親+子供という組み合わせの時は、子供が騒いでも「あらあらパパさん大変ね」という同情的な雰囲気になるのだ。

それを日々実感しているので、自分が女性(母親)という弱者である事を痛感する。(同時に母親だけに求められる、母親なら子供を静かにさせるべき、という厳しい社会の風潮もヒシヒシと感じる)
ああ、そうだ。私は、人や社会が怖いんだ。怖い人から身を守るために、メンズライクな強い格好をして、自分も強い人のふりをして身を守ろうとしているのか。

学生の頃、痴漢から身を守るために、自らも変な人、おかしな人のふりをして、身を守っていたのと同じだ。
やっぱり私は根本的に、人が怖いのだ。
今の子連れの私には、まだまだ強いメンズライクな服が必要なのだ。

いつの日か、この世界で安心して暮らせるようになって、「人」や「社会」が怖くなくなったら、わたしの「好き」なほっこりした、平和で自然な雰囲気のファッションを身につけようと思う日が来るんだろうか。

とにかく今の私には、メンズライクとレディライク、両方が必要なのだ。相反するスタイルを気が済むまで行き来しよう。その先に見えてくるものがきっとある。


これからの自分の変化や、自分のファッションの傾向がどう変わっていくのか、コツコツ自問自答して、今後も自分について沢山考えていきたいと思う。





今回振り返ってノートを書きました。実際キャバンの服を購入したのは3月ごろだったのですが、改めて様々な気づきがあり、じぶんでも驚きました。
文章や考えが未熟でまとまりがなくてお恥ずかしいですが、自己理解を深めるために、これからも書いていきたいと思います☆
お読みくださりありがとうございました!





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