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映画 廃用身 ※見た感想

2026.6.22


住み込みで知り合った 映画好きの先輩が投稿されてるの見て 少し前に みなとみらいkinoシネマに行った。
「月」もそうだったけど、こう言う映画はなんか見たくなる。フィクションではあるんだけど、どうなんだろうと思いながら見ていた。

染谷将太さん主演で、麻痺による 回復の見込みのない手や足を切除する。一見残酷にも見えるが丁寧に説明をして本人が同意してから手術を行い、
これまでの痛みからも解放され、介護するスタッフ、家族も切った分体重が減る訳だから介助しやすくなるメリットもあって、患者役で六平直政さん出られていて、大柄だから介助するのに女性スタッフだけでは大変だったのが負担が減ったり、
中々治らなかった床擦れの傷も足を切り軽くなったのもあって治りも早く、身軽になった。

だけど 手足が無くなった自身の身体を見て愕然として精神的なダメージを負って「こんなになるんだったらやらなければ良かった」と言う方もいて賛否は人それぞれ。

始めたばかりで、”手足を切ったから”そういう効果が得られるか分からないが、血流が良くなり、その分他の健康な部分に行き渡って、ボケていたのが記憶力が良くなったり、厳しかった性格も柔らかくなったりもする患者もいて、コレは医療の革命じゃないか!良い噂が広がり、依頼が多く集まり、手術していく。
その中で、旦那さんが寝たきりで、奥さんが面倒を見ている。「私もう一度旦那と話がしたいんです。先生…手足を切れば また旦那は話せる様になりますか?」

「断言は出来ませんが、そういった可能性もあるかもしれません」奥さんは僅かな可能性に賭けて手術を決意し旦那の手足を切除したのだが、これまでと変わらず旦那は話をしない。

奥さんが涙を流しながら、
「あなたごめんね。こんな姿になってまでお父ちゃん生きたくないよね…私がこんなんだから本当にごめんなさい」泣き崩れた。

すると奥さんが先生に、
「先生…旦那、話せる様にならないじゃないですか。話せる様になると思ったから私は手術をしたのに…先生…何でもっと強く止めなかったんですか!こんなになるんだったらやらなければよかった。こんな姿になってしまって…」
気持ちは分かるが、自分の判断で旦那の手足を無くしてしまった。
見ていて、自分も年配の人と接する事あるけど、
この年配の人の言う事のいい加減さと言っていいのか、無茶苦茶さ が本当に言いそうだなと思った。
調子いい時は良いが、いざ都合が悪くなるとコロって意見を変えて血相を変えて全て悪いと、相手を責める。
「だって先生がもっと強く止めてくれてたら私こんな判断しません」冷静な判断を失いもう相手が何言ったのかも覚えてない、全て貴方の責任です。というあの感じは、年配の人と話しているとよく思う。だけど、歳取ると記憶を曖昧にもなっていくから仕方のない事なんだろう。

先生は奥さんに丁寧に説明していた。話せる様になるのかを「可能性はあるかもしれないです」と確実ではないとしっかり伝えていた筈なのに、
いざ結果が出ないとなると、相手を責める。自身でも先生は悪くないって分かっているかも知れないが、この後悔をどの様にぶつけたら良いか分からない。

先生は、何も言わずにただ聞いていたが腹の中では「丁寧に説明して納得していた筈なのに」っていうのもあるだろうし、まだどういう効果が得られるのか?自分でも始めたばかり、今まで良くなった方々も何故良くなったのかはっきりとは把握出来てない、手探りの段階でこの様に叶わない場合もあり、

残念ではあるが、こういう事の積み重ねで医療は発展していき、何年後かには当たり前になっているかも…と、客観的に見ればそうかも知れないが、叶わなかった方達からすると「そんな事はどうでも良い」と思ってるだろう。

その後。手術後 これまで通り 寝たきりの旦那に「今日は天気が良いね」話し掛けたりしながら奥さんは世話をしている。
外で洗濯物を干してる時、場面はしばらく引の映像で風の音だけが流れている。

すると、風の音の中に微かに妻を呼ぶ声…

奥さんが「え?」振り返り返ったところで終わった。

俺も果たしてあれが旦那の声だったのか?
旦那と話したい奥さんが強く思っての空耳だったのか?分からないけど、もしかしたら 先生による手術で手足を切った 成果が出たのかもしれない。

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