「東京古着」ができるまで ― かっこいい、可愛いが詰まったお店を目指して
原点は、中学時代の友達との古着屋巡り
古着との出会いは、中学生の頃にさかのぼります。友達と一緒に古着屋をまわって、掘り出し物を探していたあの時間が、今の自分の原点になっています。
その後は普通のアパレル業界で販売の仕事を経験しました。古着とは少し離れた場所で働きながらも、いつかまた古着に関わりたいという気持ちはどこかにあったのかもしれません。
コロナ禍、SDGsの流れを見て決めた「今しかない」
転機になったのはコロナ禍でした。日本国内でSDGsへの取り組みが大きく打ち出され、「再利用」「アップサイクル」が洋服にとって当たり前の選択肢になっていく――そんな時代の空気を肌で感じました。
「これからは古着が当たり前になる」
そう確信して、古着事業をスタートすることを決意しました。
「東京古着」というブランドを受け継いで
実は「東京古着」は、もともと大手リユース企業が全国50店舗ほど展開していたブランドでした。自分はその販売のお手伝いをさせていただく立場だったのですが、大手リユース企業がこの事業の廃止を決めたことをきっかけに、事業譲渡を受けることになりました。
そのまま「東京古着」の名前を引き継ぎ、今の形で活動を続けています。
譲渡を受けた瞬間は、正直、複雑な気持ちでした。
「これから古着業界、リユース業界の仲間入りをするんだ」というワクワクした気持ちがある一方で、「今まで大手企業が運営していたようにうまくいくだろうか」という不安、そして「絶対に成功させないといけない」というプレッシャー。譲渡を受けたタイミングで店舗はわずか5、6店舗まで減っていました。
町田、そして海の見える街・横須賀へ
再スタートの場所に選んだのは町田でした。昔から古着屋巡りをしていた思い入れのある街で、地元の古着屋さんたちの一員として仲間入りできるように、日々頑張っています。
横須賀への出店は、お付き合いのある方からのご紹介がきっかけでした。実際に現地の環境を見て、「海の近い、素敵な場所だな」と感じ、ここでチャレンジしてみたいという気持ちが自然と湧いてきました。
レディースからメンズ・アメカジへ ― 生き残るための舵取り
もともと「東京古着」は、大手リユース企業がレディース中心に展開していたショップでした。ですが、同じ土俵で戦っても大手リユースショップには勝てない。そう考えて、輸入商品を中心としたメンズ古着へと大きく舵を切りました。
「アメカジを扱うお店にしたい」という思いのもと、試行錯誤を重ねながら、今のお店の形にたどり着きました。
正直、簡単な道のりではありません。老舗の古着屋さんのようなネームバリューがないぶん、良い商品を仕入れるための金額はどうしても高くなってしまいます。それでいて販売価格まで老舗と同じにしてしまっては勝負になりません。だからこそ、少しでも安く、良いものを仕入れられる仕入れ先を、今もずっと探し続けています。
これからの「東京古着」
古い商品も、新しい商品もある。けれど、そこにあるのは「なんかかっこいい」「なんか可愛い」――そんな商品ばかり。
東京古着を、これからもそんなお店にしていきたいと思っています。
町田と横須賀、それぞれの店舗で、これからもたくさんの「お気に入りの一着」との出会いをお届けできるよう、頑張っていきます。
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