神の子とダンジョン ・ 第28話 − 214
タイトルカットは秘宝テデクスの精霊体
作画は優音先生💗
下のイラストは、虫食いのない丸いドングリと鎖モーニングスター
【本編は、イラストの下からです☆】

今、一番大切なのは丸いドングリだ。
その次に大切なのは、特注で作ってもらった鎖モーニングスター♬
ドングリは丸いだけじゃダメ、虫に喰われていない大きなモノでないといけない。
買取は20個で1バリイ。
城下の子供達が毎日やってくる。
買い取りはしないが、ウバメガシの実も子供達は持って来てくれるので、有難い。
鎖モーニングスターは、野犬対策だ。
野犬は間合いの長い攻撃、例えば石を投げつけられたりするのを嫌がる。
そして、野犬は頭もいいから、見た目で分かりやすい武器も効く。
分銅を一度振り回しただけで、野犬の群れは距離を取ってくれる。
鎖が鳴り、分銅が地面を打った瞬間、耳を伏せて後退する。
そうなんだよね、野犬は剣よりモーニングスターを怖がる。
トゲトゲの突起のせいか? いや、単にオイラの思い込みかもしれんが。
そして、テデクス。
秘宝や宝具を見分けるだけで、他は何も出来ないと聞いていたが実際はまったく違う。
頭が良くて、何でも記憶する。
何度か出会っただけで、人間には感じとれない野犬の気配も憶えてくれる。
だけどテデクスは、ドングリがないと力を貸してくれない。
なんて秘宝だ!?
まあ、文句を言っても始まらない。
フライパンで丁寧にドングリを炒り、皿に20個くらい盛り付ける。
「テデクス様、ドングリ整いました。」
ポリ、ポリ…
「ジャック、お主ドングリ道をやっと理解し始めたな。
感心感心。」
(なんなんだよ、『ドングリ道』って(怒!?))
「今日は、ダンジョンに行きたいのですが…」
「お主一人でか?」
「はい。 トールは道場生の指導、二世様は学業がありますので。」
テデクスは二世君の頼みは聞くくせに、オイラの頼みにはドングリを要求する。
「午前中だけなら、良い。」
「あ、ありがとうございます!」
最近は、いつもこんな感じだ。
* * *
鎖モーニングスターとテデクスのおかげで、ソロでもダンジョンに行ける。
精霊が薄くて魔法を使いにくい日も、テデクスが先に野犬に気がつける。
万一、野犬に出会っても、鎖モーニングスターで、3〜4匹くらいの野犬には対応できる。
そして、二世君の言うとおりに石塔の上から見た景色を憶える。
谷になっていそうな場所はないか。
他の場所と生えている木の種類が違う場所はないか。
山の斜面とかも、他と違うところはないか気を使う。
テデクスが嫌だというと一人ではこれないから、機会を無駄にできない。
要は、そういう観察だ。
秋になって木々が紅葉している。
葉が落ちたら、もっといろいろ分かるようになるだろう。
午後からは、川下の溜め池周りにウバメガシのタネを植えたり、他のハンターの手伝いをする。
ハンターの手伝いはソロでダンジョンに入るよりは安全だし、少しだけど稼ぎになる。
そうでない時は、屋台の手伝いをする。
生け簀の鯉と屋台の売上のおかげで安心して暮らせている。
エースさんやバカルみたいに、ソロで宮殿に入れるくらい強くなりたいけれど、そんな実力はオイラにはまだない。
「久しぶりっ!」と、声。
ラビだった。
「狩りしてないの?」と聞かれたから、一人の時は他のハンターの手伝いしているとか…
まあ、いろいろ話していたら石塔からの景色を思い出した。
ラビに石塔から見える山の斜面が、赤黄色くなってるのはどうしてか聞いたら、
「この時期なら葡萄じゃないかな。」と答えた。
葡萄……?
ラビがケラケラ笑いながら、何言ってるの。
レドゥビアと言えば昔からどこでも葡萄作ってるんだよと言った。
続きます

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テデクスのイラスト初掲載
優音先生、ありがとうございます。
派生ミイラちゃんの中には、艦これを思い出すカットもあって、嬉しゅうございました💗
こちらから、神ダンのリンクにも行けます
↓ よろしくお願いします。
これから、スポニチ買いに行きます🏇
今日から、予想の仕方を少し変えるつもりDEATH✨️
