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詩【駅】

ある日の午後
惹きつけられるような
橙色のトレンチコートを羽織った男が
鄙びた駅に降り立った

駅は少し華やかになった

男が迎えの車に乗り込み
そうして車は進路を南に変え走り去った

男の他に誰もその駅に降りた者はなく
唯一太陽だけが男をみていた

鄙びた駅は何事もなかったかのように
静まり返る