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川口・安行緑化仲徳園/ 中山さん

埼玉県独自で開発された梨の品種「彩玉(さいぎょく)」を、知っていますか? ひとかじりした瞬間、溢れる梨汁に驚きます。食べている、というよりジュースを飲んでいる感覚に近いかもしれません。ジューシーで甘みが強いのが特徴です。川口市で、彩玉を唯一生産している安行の植木屋さん、仲徳園の中山さんにインタビューしました。(取材:2024年4月)

Q: そもそも、なぜ植木屋なのに梨作りを始めたのですか?

埼玉県で新しい梨の品種・彩玉が開発されたことがきっかけです。
仕事でお世話になっている方などに配れたらいいね、となり苗を分けて貰いました。気軽な気持ちで始めたものの、最初の年は実がならず、収穫できるようになるまで大変でした。

Q: 苗を植えたら必ず実がなるわけではないんですね...。今年の収穫はいつ頃ですか?

毎年8月を予定していますが、今年は無事収穫できるかまだわかりません。

梨づくりは、畑の梨の木に、別の梨の枝から梨を授粉させるところから始まるのですが、実は最近梨の花粉が輸入禁止になっていました。
花粉を採るところから、自分達でやらなくてはならなくなりました。 

花粉を採るにも、苗の状態から梨の花を咲かせなければならないのですが、それが一苦労。うちは温室がないものですから、室内で24時間温度調整しています。エアコンをつけっぱなしでこまめに温度をチェックし、水換えをします。これだけの苗ですから水換えも一苦労です。



はじめての試みなので、無事花が咲くかソワソワしています。かなり骨が折れる作業なので、高齢の梨農家さんはもっと困っているはず...。

Q:そんな苦労があったとは...!実際に生産者さんにお話しを聞かないとわからないことでした。。最後に、中山さんのこだわりを教えてください。

おいしさは勿論のこと、安心して食べてもらえる梨をつくることです。

うちは住宅街の中の畑で作っていることもあり、消毒は最低限で済むように工夫しています。虫が虫を食べてくれる方法を使っていて、その分手間もお金もかかりますがこれからもその方法を続けていきます。


私は植木屋として長いこと仕事してきたので、梨づくり関してはひとまず我流ではなく、教科書通りに丁寧にやっているところがあります。

自然相手のことなので計画通りにいかないこともありますが、食べてくれた人の「美味しかったよ」が何よりの励みです。

また、オープンガーデンとして自宅の庭で様々な植木を育てています。毎年秋には、見ごろを迎えるのでご近所の方はぜひ遊びに来てください☺️


安心のS-GAP※ マークも取得してます。
※S-GAPとは? 埼玉県が取り決めた食べる人・作る人・環境の安全に配慮した農業のことです。