「外に出るのが怖い」を「大丈夫」に変える。全盲の私が実践する、通所や外出がラクになる3つの魔法

毎日の通所や外出。「今日は無事にたどり着けるかな?」「人混みでパニックにならないかな?」と、玄関を出る前から疲れてしまうことはありませんか?

この記事は、グループホームや施設で暮らしながら、外出や通所に不安を感じやすい方、そしてメンタルが少し疲れやすい方に向けて書いています。

私は生まれつき目が全く見えません。そのため、初めての道や混雑した場所を歩くときは、いつも心臓がバクバクして緊張の連続でした。けれど、ほんの少しの「準備」と「心の持ち方」を変えるだけで、外出はぐっとラクになり、自分に自信が持てるようになったんです。

今回は、私が実際にやってみて「本当に心が軽くなった」小さな工夫を3つご紹介します。


1. 「頭の中の地図」をなぞるだけで、不安の半分は消えていく

通所や買い物に行く前、行き先や道順をざっくりとイメージする時間を作ってみてください。

私は、駅までの道のりや建物の入り口を頭の中で思い浮かべることで、移動中の「どうしよう」という迷いを減らしています。

  • ここがポイント:
    ルートを思い浮かべるとき、「ここで一度止まる」「ここで右に曲がる」と声に出して確認してみてください。耳から自分の声を聞くことで安心感が増し、体が自然と動きやすくなります。

2. 持ち物は「これだけ」と決めて、パニックを防ぐ

外出中に「あれ、スマホどこだっけ?」「お財布がない!」と慌ててしまうと、一気に疲れが押し寄せてきますよね。

私は、スマホ、財布、ハンカチなど、本当に使うものだけを「定位置」にまとめて持つようにしています。持ち物を最小限に絞るだけで、探し物をするストレスがなくなり、歩くことに集中できるようになります。

  • ここがポイント:
    「必ず使うもの」と「万が一のためのもの(予備の薬など)」を分けておきましょう。カバンの中が整理されていると、不思議と心の中のザワつきも落ち着いてきます。

3. 出発前の「5分間の小休憩」が、心のバリアになる

外出や通所の疲れやすさは、その日の体調や気分に大きく左右されます。
私は家を出る直前、あえて一度椅子に座り、目をつむって落ち着く時間を作るようにしました。

特にメンタルが疲れやすいときや不安が強いとき、この「出発前の儀式」があるだけで、外の世界からの刺激を和らげることができます。

  • ここがポイント:
    深呼吸を3回して、「今の自分の気分」を確認するだけでOKです。「ちょっと休んでから行くほうが、結果的にラクに歩ける」と自分に許可を出してあげてくださいね。


まとめ:あなたのペースで、一歩ずつ

外出や通所は、決して「頑張らなければならない修行」ではありません。ちょっとした工夫でストレスを減らし、自分を守りながら移動することは可能です。

今回ご紹介した3つの工夫は、どれも今日からすぐに試せるものばかりです。

  1. ルートを声に出して確認する

  2. 持ち物を最小限に絞る

  3. 出る前に5分だけ座って深呼吸する

特に「出発前の小休憩」は、精神的な負担を減らすのにとても効果的です。
まずは一つだけでも取り入れて、あなたの毎日が少しでも安心で、心地よいものになることを願っています。

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栞里|こころの陽だまり相談室運営 ノートでの活動を続けていくために、応援していただけたら幸いです。