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日本人のミトコンドリアDNA

人類史を辿っている間に、ふと、自分自身の遺伝子やその祖先の系統に遡ってみたくなり、ジーンライフの遺伝子検査を受けてみました。結果、私はD4タイプ。日本においては一番多いハプログループに属するという結果でした。

ジーンライフによる遺伝子系統図(結果より抜粋)

Dタイプは東アジアにおいて最大の集団と化したハプログループで、日本へは朝鮮半島、中国中央部から東北、または中国南部を経由して移動してきたと考えられるそうです。アジア全体で人口は数億人を超えるらしく、太古より厳しい競争を勝ち抜いてきた遺伝子とも捉えることができ、最終氷河期にシベリア半島を渡り北米〜南米へと移動した層もいると考えられています。Dグループには縄文の遺伝子はほぼ含まれていないらしく、弥生時代以降に渡来してきた人々だったそうで、稲作文化による人口拡大の恩恵の元で脈々と受け継がれてきた系譜に我が生命があると思うと、改めてお米にエネルギーをいただいているんだなと農家の皆様に感謝する気持ちにもなります。

アフリカ出から始まったヒトの移動のルートで最も語られているのは欧州→中央アジア→シベリア半島→北米ルートであるのは、語る人が概ね欧米の方々だからでしょう。どうやらDタイプは欧州よりも中東を経由してインドあたりから北上ルート、中国大陸横断ルートへと分岐しており、華麗なる西欧の貴族階級などの歴史とは違った系統のようです。個人的に私は四大文明の中でもインダス文明に興味を抱いているのですが(未だに謎が多いから)、遺伝子の中にはインダス文明が一端としてあるのかも?と思うとちょっとワクワクしてきます。いや、欧州には憧れがあるのだけれど…ちょっと残念な気持ちもあります。

日本人のハプログループの構成比率を検索したところ、"中高生といのちの不思議を考える"という記事に辿り着きました。今時の中高生って、こんなことまで考えているんですね。私の中高生時代とは学ぶ質が変わってきていることに驚きます。

生命科学DOKIDOKI研究室の記事より抜粋

意外だったのは、現在に至る日本人のハプログループがこんなにも多様だってことです。8割程度はアフリカ出から中東〜インドルートのアジア系統であるものの、2割程度に当たるA、B、F、Nは欧州経路を辿るハプログループに属します。日本人って、集団意識を基調として"空気を読む"ことが求められる風潮がありますが(最近は薄れつつありそうですが)、遺伝子的には素晴らしく多様性に富んでおり、遺伝子の坩堝だということがわかりました。20世紀は人種の坩堝と言われる米国の成長が著しかったですが、21世紀はアジアの時代と言われて久しいです。遺伝子の多様性を持つ日本には、今、多くの外国籍の人々が移住してきています。その影響で、100年先にはこの構成はさらに多様化するかもしれませんが、その時には、遺伝子の坩堝である日本がアジアの和解を象徴する国であったらいいなと思います。

<参考記事>

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