(HWM#2)あなたは、誰に向けて、書いているのですか?「父母へ」(ハッピーライティングマラソン#2)
「父母へ」
お父さんは射撃が好きみたいだ。射撃と言っても、お祭りの時に現れる輪投げの、輪っかではなくて鉄砲バージョンの、あの射撃が好きみたいだ。
私はその頃、テレビに現れたゲーム機に、来年のお年玉を使おうかどうかを深く深く考えていた。数週間の日々を毎日毎日考えては考え直しを繰り返して、ようやく、「これに決めた」という声が心から消えなくなったことを確認して、お母さんにも「これに決めた」と話し、そこからは、お正月まで毎日ワクワクしながら日にちを数えていた。
小学校の冬休みが終わり掛かるのを待たず、お父さんとお母さんと妹とでデパートのおもちゃ売り場に行った。そこには、あのゲーム機の隣で別のゲーム機が遊べるようになっていた。そして、そっちの値札の方が大きくて、毒々しくて、値段は安かった。その無意味に大きな本体に、やはり大きな2つの赤茶色のダイヤルがついているそれを、知らないおじさんが私に優しくする振りをしながら、お父さんとお母さんを説得している。
私の気分は焦げた赤茶色だった。空気に色がついたみたいだ。そのゲーム機は射撃のゲームができて、お祭りにあるようなライフルもついてくる。お父さんは私を説得するのに必死。私は優しくて、なのか、なんなのか。
あんなにずっとずっと欲しかったあのゲーム機を、「あと何日」と、ずっとずっと数えて待ってきたのに。
だから、あなたには、あなたのゲーム機を届けたい。
でも私は誰に届けたいのだろう。
そう言えば、私は誰に向けて書いているのだろう。
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#あなたは誰に向けて書いているのですか?
#KenHonda
#WhitebearWhite
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かき氷用の氷を故郷からお取り寄せしようかな、、、って思ってます!