週3〜4日勤務で社会保険完備!シニア世代の新常識
「定年後はのんびり年金暮らし」なんて、もう古い考え方かもしれません。
親の世代ならいざ知らず、我々世代以降は「年金は食べるだけ」「楽しみやインフレ分は働いて稼ぐ」しかないと、わたしは思っています。
以前ご紹介した「定年と年金」でも、「公的年金」と「退職金・企業年金」、「じぶん年金」に加えて「定年後の仕事による収入」を組み合わせて、税金・社会保険などで無駄に損をしない受け取り方を考えていきましょう、とありました。
定年まできっちり働いたサラリーマン、サラリーウーマンであれば、厚生年金がそこそこもらえますね。
昨年の法改正のおかげで、その年金をもらいながら適度に働いて、社会保険の恩恵まで受けられる働き方が、シニアにもできるようになりました。
実は超お得!パートでも社会保険に入れる新制度
2024年10月の法改正により、従業員51人以上の会社なら、パート・アルバイトでも堂々と社会保険に加入できるようになったんです。
ちゃっかり社会保険に入る条件
週20時間以上働く(週3〜4日でOK!)
月収8.8万円以上(時給1100円なら週20時間でクリア)
1年以上働く予定(継続の意思があればOK)
学生じゃない(当然ですね)
従業員51人以上の会社(意外と多い!)
つまり、「週4日、1日5時間」程度働くだけで、正社員と同じ社会保険の恩恵が受けられちゃうんです。これって、知らないと本当にもったいない制度だと思いませんか?
企業規模別適用拡大の経緯
2016年10月~:大企業(501人以上)のみ
2022年10月~:中規模企業(101人以上)も対象
2024年10月~:小規模企業(51人以上)も対象に!
この段階的な拡大により、地域の身近な企業でも社会保険加入のチャンスがグンと広がりました。コンビニやスーパー、クリニックなども対象になっているケースが多いんです。
年金カットを避けながら賢く働く方法
「でも働きすぎて年金が減らされたら意味ないでしょ?」という心配、もっともです。でも大丈夫。ちゃんと計算すれば、年金を減らされることなく働けるんです。
65歳以降の在職老齢年金制度(2024年現在) 年金月額と総報酬月額の合計が48万円を超えない限り、年金は1円も減額されません。
具体例で計算してみましょう
時給1200円 × 週20時間 × 4.3週 = 月収約10.3万円
年金月額15万円の場合:10.3万円 + 15万円 = 25.3万円
48万円以下なので年金減額ゼロ!
つまり、月収10万円程度なら年金への影響を気にせず働けるということ。これなら安心して社会保険付きの仕事に就けますね。
狙い目の仕事はこれ!お得な職種リスト
では、どんな仕事がこの「ちゃっかり社会保険作戦」に向いているでしょうか。賢い選択をするためのおすすめ職種をご紹介します。
【事務系】これまでの経験を活かして楽々
派遣事務:データ入力、書類作成など。冷暖房完備で体力的にも◎
経理補助:簿記の知識があれば重宝される
【教育・サポート系】人生経験が武器になる
学童保育スタッフ:子どもたちに慕われる、やりがいのある仕事
パソコン教室の補助:同世代への指導で共感度抜群
【販売・接客系】適度な刺激で脳も活性化
スーパーのレジ・品出し:午前中勤務なら買い物客も穏やか
ドラッグストアの販売:健康知識も身について一石二鳥
百貨店の案内係:上品な環境で働ける
宅配の受付・仕分け:ネット通販ブームで需要増
【軽作業系】体を動かして健康維持
清掃スタッフ:早朝勤務なら時給アップのことも
警備員:研修制度が充実、資格取得もサポート
施設管理:マンションや学校の管理業務
配送ドライバー:運転好きには最適
「無理しない」仕事選びのコツ
正直に告白すると、私は接客や家事系の仕事やがあまり得意ではありません。学生時代、食器屋さんでアルバイトした時はお客さんに声をかけるのにずいぶん時間がかかったし、仕出し屋さんでのバイトは2日でクビという黒歴史も…。
でもそんな経験があったからこそ、「無理は続かない」ということを学びました。
賢い仕事選びのポイント
得意分野から攻める:事務経験があるなら事務系を狙う
体力を過信しない:立ち仕事より座り仕事を選ぶ。運動は通勤で。
通勤時間を重視:片道30分以内がベスト
職場の年齢層をチェック:同世代が多い方が働きやすい
結局、長続きする仕事こそが一番お得。短期間で辞めてしまっては、せっかくの社会保険のメリットも台無しですからね。
社会保険に入るとこんなにお得!
「国民健康保険でもいいんじゃない?」と思う方、ちょっと待ってください。社会保険に入ることで得られるメリット、実は想像以上に大きいんです。
健康保険のお得ポイント
保険料が安くなることが多い(会社が半分払ってくれますし)
高額療養費制度が手厚い健保組合もあります
健康診断の補助が受けられる会社も
ただ、配偶者の扶養に入っておきたい場合、外れると社会保険料がダブルでかかるので気を付けないといけません。むしろ世帯主にお勧めの働き方ですね。
賢い求人の見つけ方・攻略法
お得な条件の求人を効率よく見つけるコツをChat GPTが考えてくれました。
ハローワーク活用術
狙い目:「パート労働者も社会保険適用」と明記された求人
攻略法:窓口で「社会保険に入れるパート」と具体的に相談する
ネット求人サイトの使い方
Indeed・タウンワーク等の検索テクニック
「社会保険あり」必須でフィルター
「週20時間以上」で絞り込み
勤務地を自宅から30分圏内に設定
派遣会社は意外な狙い目
メリット:社会保険の条件が明確で安心
攻略法:複数社に登録して条件を比較検討
シルバー人材センターの新しい使い方
従来の「短時間・低賃金」のイメージが変わりつつあります。長時間勤務の案件も増えているので、一度相談してみる価値ありです。
求人チェックの必須ポイント
✅ 週20時間以上勤務可能
✅ 社会保険完備と明記
✅ 月収8.8万円以上見込める
✅ 従業員51人以上の事業所
✅ 長期雇用の前提
働き始める前の準備リスト
せっかく良い条件の仕事を見つけても、準備不足では台無し。スムーズなスタートを切るための準備をしておきましょう。
家族会議は必須
働く曜日・時間帯の相談
家事分担の再調整
緊急時の連絡体制
健康面のチェック
年に一度の健康診断
持病の管理方法を主治医と相談
体力に合った働き方の見極め
まとめ
今回お伝えしたお得ポイント
✅ 週20時間勤務で正社員並みの社会保険
✅ 月収10万円程度なら年金減額の心配なし
✅ これまでの経験を活かせる仕事が豊富
✅ 健康面でも経済面でも、人付き合いの面でもメリット大
年金という安定した土台があるからこそ、プレッシャーを感じることなく、自分らしいペースで働ける。これこそが、シニア世代ならではの特権といえるでしょう。
ちなみに、この「年金」「退職金・企業年金」「じぶん年金」+「定年後の仕事による収入」のコンボに対し、長く働いて年金を繰り下げる、つまりもらう時期を遅くするWPP(Work Longer, Private Pensions, Public Pensions)という戦略もあります。
その場合は「メイン職務で思いっきり働く」が基本戦略になりますので、考え方がまったく違いますね。自分がどちらの働き方を望んでいるのか、まずは考えてみることをお勧めします。
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