新刊本が届いたのに、書く手が止まった日|
新刊本が届きました。
監修ですが、32冊目の本。
本当なら、
「届きました!」
と、すぐに報告したかった。
でも、私は本を前にして手が止まりました。

マナー常識・時間・友だち・お金完全マスター』新星出版
左肩の痛みが続いていて、外出も思うようにできない。
家の中で過ごす時間が長くなると、
気持ちまで少し内側にこもっていく。
そんな時に届いた一冊の本。
「これは、今ここで書いていいことなのだろうか」
正直なところ、こんな思いが出てきたのです。
本当は、ただうれしかっただけ。
でも、そのまま出すことに躊躇していました。
noteを開くと、心に届く文章にたくさん出会います。
日々の暮らしをユーモラスに書いて
パワーをあげている人。
自分の弱さを、まっすぐにことばにしている人。
誰かを応援する行動をしている人。
すごいなあ、と心から思います。
そんな中で
私は少し立ち止まってしまいました。
こんなに素敵なことばがあふれている場所で、
いまさら私は何を言えばいいのだろうか。
私が書かなくても、もう十分なのではないか。
そんなふうに思ってしまったのです。
でも、少し時間を置いて考えてみると
誰かのことばがすばらしいことと、
私のことばがいらないことは、
同じではないのかもしれない。
若い人には、若い人の今がある。
ふつうの暮らしの中から、
宝物のようなことばを見つける人もいる。
私には、私が歩いてきた時間があります。
ママたちと向き合ってきたこと。
子どもたちの変化を見てきたこと。
それらを、本という形にしてきたこと。
そして今、痛みと迷いの中で、
もう一度ことばに戻りたいと思いながら、
こうして書いています。
誰かと比べるのではなく、
私の場所から書けばいい。
そう思えたら、
少しだけ心が軽くなりました。
新刊本が届いた日。
私は、本のことだけでなく、
自分の中にあった小さなためらいにも気づきました。
まだ、すらすらとは書けないかもしれません。
でも、今の場所から、今の私のことばで、
また少しずつ書いていこうと思います。
