第1話:「離婚」を決めた理由ー心から笑えなくなった毎日
家族って、なんのためにあるんだろう。
「子どものために、離婚しない方がいい。」
よく耳にする言葉です。私も、何度もそう思おうとしました。
でも気づいたのです。お母さんが笑っていない家庭は、子どもにとって幸せだろうか?
夫との関係がうまくいかなくなってから、私は子どもの前でも自然な笑顔ができなくなりました。
無理に笑ってみせても、それはきっと伝わってしまっていた。
「笑えていない自分」と、「子どもにとっての正解」を探して、心の中でもがいていた日々。
その中で、私は離婚という選択をしました。
これは、その決断に至るまでの私の記録です。
もし、同じように悩んでいる誰かがいたら、少しでも気持ちが軽くなることを願っています。
すれ違いは、静かに始まっていた
結婚当初は、幸せでした。
ささやかな暮らしの中で、笑い合う日々。
でも子どもが生まれ、生活は一変しました。
子どもが生まれた時は、夫の仕事の都合で誰も知り合いのいない場所にいました。
それなのに夫の仕事は忙しく、育休も取れず。
朝6時前に出て、18時半〜19頃に帰ってくる。
そして、ご飯とシャワーを済ませたらすぐに寝てしまう。そんな毎日でした。
夜泣き、寝不足、ワンオペ育児。
夫に子どものことを相談しても、「俺は普段子供のこと見れてないから。〇〇(私)の方がよくわかってるでしょ?」と。
夫も疲れているようで、ゆっくり話したり出来る時間も無く。
幸せなはずの赤ちゃんとの生活なのに、鬱々とした毎日でした。
私は「母」になった瞬間から、自分のことを後回しにするようになりました。
そんな中で、夫は自分のことばかり。
夫との距離はどんどん開いていきました。
会話が減り、「何か話したい」と思っても、何をどう伝えていいのかわからなくなっていました。
そんな冷たい空気の中、時間だけが流れていきました。
仕事復帰へ
娘が一歳になる頃には、私も正社員で仕事復帰しました。
私は、本当は子どもが小学校に入るくらいまで、短時間のパートなどで子供との時間を大切にしたかったのです。
そして、金銭的に余裕が無い訳でもありませんでした。
でも、夫は「今は共働きの時代だから」「うちの親も共働きだったから」と、正社員で働いて欲しいの一点張り。
私の言うことは聞き入れてくれませんでした。
そして夫も転職し、今度は泊まり勤務のある仕事になりました。
「できれば泊まりなどの無い仕事で、家族との時間を大切にして欲しい。」
私が話をしても、夫の心には響かなかったようです。
それでも子どもは愛おしく、天使のようでした。
子どもはまだ小さく、私も仕事に家事育児にと必死の毎日。
この時はまだ、離婚は考えていませんでした。
二人目の妊娠
二人目が欲しかったので、しばらくなかったけど、半ば義務的に行為をして、二人目を妊娠。
二人目が出来た後、夫が育休を取れたのでその期間は会話も増え、その間だけは穏やかな雰囲気になれました。
二人育児と仕事復帰
ですが、また私が仕事復帰してからは、忙しさで険悪な雰囲気が戻ってしまいました。
保育園の送り迎えも、子どもが風邪を引いて早退や休むのも全部私。
夫が泊まり勤務の時の子供達のお世話も、もちろん私一人でした。
私が子どもと一緒に熱を出しても、「仕事だから」と仕事に行ってしまいます。
自分も熱がある中、子供達二人を病院に連れて行きお世話をする。
それが凄くしんどくて、子ども達のご飯を準備した後、床に倒れていたことを覚えています。
子供が、 「お母さんが笑ってない」と気づいた日
私は、自分の心が限界に近づいているのを薄々感じながらも、それを見ないふりをして過ごしていました。
「忙しくてしんどい」そんな話をしても、夫は、できることは協力するから、仕事を頑張って欲しいと言うだけ。
そんな中、私は体調を崩し退職することになりました。
適応障害でした。
体調も整わず、自分だけ取り残されている感覚。
あの頃無理をしていなかったら、と毎日イライラしてしまいました。
夫にイライラをぶつけてしまうこともありました。
そんな中で、夫のことが人として無理になるような、決定的な出来事が起きました。
そして私は「いつかは離婚しよう」と、密かに決意したのでした。
少しずつ体調も回復してきていた頃、子どもの変化も、私にとって決定的なサインになりました。
長女が「ママ、笑って欲しい。」と言ったのです。
その瞬間、胸がギュッと締めつけられました。
なんとか誤魔化して、「え?ママ笑ってるよ?」と言ってみましたが、「ママ、いつも怖い顔してる。」と言われてしまいました…。
私の“仮面の笑顔”は、もう子ども達にも通用しなくなっていたのです。
子ども達の情緒も不安定になり、ささいなことで泣いたり、夜中に起きてしまったりすることが増えていきました。
「このままじゃ、ダメだ」
そう思えたのです。
私が我慢すればうまくいくと思っていた。
でも、それは子ども達にとっても、私自身にとっても間違いだった。
家族のために我慢することと、自分を犠牲にすることは、違う。
笑えない母親が、子どもに与える影響
子どもたちは、敏感です。
母親の表情、声のトーン、立ち振る舞い。すべてを感じ取っています。
私が夫との関係で消耗し、心がすり減っていくたびに、子どもたちも不安定になっていきました。
姉弟喧嘩や、ぐずったりママに甘えたりすることも増え、ちょっとしたことで泣き出す。
本来、私が子どもたちを守るべき存在なのに、逆に子どもに気を遣わせている自分に、はっとしました。
子どもの心を守るためには、まず自分の心を守らなければいけない──
やっと、そのことに気づけたのです。
「もう限界かもしれない」その瞬間
夫といる空間が、どんどん息苦しくなっていきました。
同じ部屋にいるだけで、心が締めつけられる感覚。
それでも、すぐに離婚を選べなかったのは、やはり「経済的な理由」と「子どものため」という気持ちが大きかったからです。
でもある日、心がポキッと折れました。
朝、目を覚ましたとき、「今日もまた、この空気を吸って一日を過ごすのか」と思ったとき、
胸が苦しくなり、涙が止まらなくなったのです。
「このままでは、私が壊れてしまう」
本気でそう思いました。
そして、夫に離婚したいと話し、離婚に向けて行動を始めました。
同じように悩んでいるあなたへ
この記事を読んでくれているあなたは、きっと、今辛い時間を過ごしているのかもしれません。
自分の気持ちより、子どもの気持ちを優先して、たくさん我慢しているのかもしれません。
でも、忘れないでほしいのです。
あなたが笑っていることが、何よりも子ども達にとって大切なこと。
そして、
「母である前に、あなた自身を大切にしていい」
私はそれを、心から伝えたい。
あなたが、今日ほんの少しでも呼吸しやすくなりますように。
あなたの笑顔が、また戻ってきますように🌱
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