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【竹原興紀 × 酒井由規乃 セミナーレポ】 補助金は良い未来を作るための手段!

はじめに

こんにちは!僕らマーケターや事業者にとって、切っても切り離せないのが「資金調達」の話。今回は、袋井・掛川エリアで飲食店経営や行政の創業支援をマルチに手がける竹原興紀さんと、同郷・袋井市出身で全国を舞台に活躍する中小企業診断士の酒井由規乃さんをお迎えし、「創業やマーケティングで使える補助金」をテーマにしたランチセミナーを開催しました。

竹原さんの「20年前、自己資金で300万円のピザ釜を買ってしまった。補助金の存在を知っていれば…」というリアルな失敗談から、酒井さんが解説する最新の補助金トレンド、さらにはAIを活用した最新の申請術まで。補助金を単なる「もらえるお金」ではなく、事業を一歩前に進める「最高の武器」に変えるための哲学を、熱量そのままにお届けします!

「創業ボーナス」を逃すな!1年未満の事業者だけが使える補助金

ザキヤマ: 「本日も始まりました、ランチもぐもぐセミナー!今日は静岡の東から西、さらには埼玉まで繋いでお届けします。竹原さんは今、ご自身のお店で地域の事業者が集まるランチ会『マーケな聞く話す』の真っ最中なんですね?」

竹原: 「そうなんっすよ!袋井・掛川エリアの事業者の皆さんと、午前中からマーケティングのテーマでワイワイやった後で、ちょうど今ランチ交流会の時間です。後ろの皆さんも盛り上がってます!(笑)」

酒井: 「すごいライブ感ですね!私は袋井市出身で、今は埼玉を拠点に中小企業診断士として活動しているのですが、竹原さんのお店には何度も伺ったことがあります。本当におすすめです!」

ザキヤマ: 「最高ですね!今回はそんなお二人と、創業やマーケティング施策に使える補助金についてザックバランに深掘りしていきます。酒井さん、まずは僕らが一番使いやすい補助金について教えてください。」

酒井: 「はい!幅広い事業者様に一番取り入れやすいのが『小規模事業者持続化補助金』です。これには『一般型』と『創業型』の2種類があります。特に注目してほしいのが『創業型』。これから創業する方や、創業して1年以内の事業者を限定とした、まさに“創業ボーナス”的なプラチナチケットなんです。」

酒井: 「認知度を高めてお客さんを増やしたい創業初期に、上限200万円まで補助が出ます。ただし、大きな注意点があります。実は去年までは『創業3年以内』が対象だったのですが、今年から『1年以内』に制度が変更されて、一気にタイムリミットが短くなりました(苦笑)。」

竹原: 「これ、僕らのように行政から創業支援を受託している立場から見てもめちゃくちゃ大きな変化なんですよね。この創業型を申請するには、市がやっている創業セミナーなどを受けて、行政から『お墨付きの証明書』をもらう必要があるんです。でも、1年以内となると、年に数回しかないセミナーのタイミングと補助金のスケジュールを計画的に合わせないと、気づいた時には『もう1年過ぎてて間に合わない!』ってことになりかねないっすね。」

ザキヤマ: 「なるほど。お尻の時間を逆算して、創業前からこの情報を仕込んで計画を立てておくことが、ボーナスを勝ち取る最大のポイントってことですね!」

自腹の「300万円ピザ釜」から学んだ、補助金スケジュールという名の罠

酒井: 「そうなんです。補助金で一番大切なのは、とにかく『スケジュール確認』と『資金計画』。ここを見誤ると大変なことになります。一般的なスケジュール感としては、例えば今動いている公募だと、12月4日までに商工会や商工会議所に相談に行って『様式4』という事業計画の確認書を発行してもらい、12月15日に本申請、そこから審査があって、採択が決まるのは『春頃』になります。」

酒井: 「ここで絶対にやってはいけないのが、『交付決定前の見切り発車』です。『採択されそうだから』と春より前に業者に発注してしまうと、一発で対象外になります。さらに、補助金は原則『後払い』。事業が終わって実績報告をして、実際に口座にお金が着金するまでは、採択からさらに半年ほどかかることもザラにあります。つまり、最初は全額、自分たちのキャッシュで用意しなければいけません。」

竹原: 「うわあ、その話、20年前の自分に聴かせてあげたかった……(苦笑)。今僕の後ろにあるお店の名物、この大きなピザ釜ね。当時、本体で250万円、煙突で50万円、合計300万円かかったんですよ。これ、全部自腹(銀行融資)で払いましたからね!当時は補助金のことなんて何も知らなくて、ただただ『申請が大変そうだな』って食わず嫌いして、何千万も借入を起こしてシコシコ返済してました。コロナ禍以降に必死で勉強して、ここ5年で助成金含めて6〜7個活用させてもらいましたけど、知ってると知らないとでは、経営の難易度がエラい差になりますよね。」

ザキヤマ: 「自腹で300万!(笑) でも、まさにそこなんですよね。キャッシュフローのギャップがあるからこそ、お金を当てにして動くのではなく、『戻ってきたらラッキー』くらいの健全な資金計画で臨むのが、僕ら事業者の防衛策でもありますね。」


IZACAFE coo-kai名物のあのピザ窯!!

AI作文でハードル激下げ?でも最後に勝つのは「人の力」

竹原: 「あと、みんな『事業計画書を作るのが苦手』っていうアレルギーで諦めがちじゃないですか。でもね、今はもうすごいですよ。『AI作分』でなんとかなっちゃう時代ですから(笑)。」

ザキヤマ: 「えっ、AIで補助金の計画書が作れちゃうんですか?」

竹原: 「そう!さっき酒井さんが言っていた『様式4』とか、補助金のフォーマットに合わせて『こういう新規事業をやりたい』ってAIに喋りかければ、綺麗な文章にまとめてくれる。僕、こないだ3月の持続化補助金で、新規事業の『中学生向け動画スクール』のスタジオ改装費を申請したんです。県の最低賃金も上がるし、どうせ時給は上げるからってことで『賃上げ特例(上限200万円に引き上げ)』を使って申請したんですけど、ベースの作分はAIもフル活用して、採択を受けました。ちなみに僕、今のところ補助金の採択率は100%です(ドヤ顔)。」

酒井: 「素晴らしいですね!竹原さんのように自分の事業の強みやシナジーを理解されている方は、AIを道具として使いこなせます。ただ、申請側として気をつけてほしいのが、最近は事務局側も『不正は許しません』と赤い文字でクドいほど書いていて、チェックがかなり厳格化している点です。特にマーケティングサロンの皆さんがよく関わる『Web関連費(ホームページ制作やSNS運用、Web広告など)』は、数年前にルールが変わり、補助金全体の『1/4まで』しか使えなくなりました。」

竹原: 「これ、僕ら支援業にとっても大打撃だったルール変更なんですよね。デジタル系の施策を100%やりたいなら、別の『IT導入補助金』や、静岡県がやっている独自の『経営力向上事業費補助金』とかを組み合わせないといけない。AIは質問したことには綺麗に答えて作分してくれますけど、『Web関連費は1/4までだから、残りの3/4は看板やチラシのアナログ施策を組み合わせましょう』とか、『このタイミングで発注しちゃダメですよ』なんていう、生き物のようなルールの裏側までは先回りして教えてくれない。そこを並走して管理してくれるのが、まさに酒井さんのようなプロの『人の力』なんですよね。」

補助金ありきは本末転倒!僕らマーケターが仕掛ける「予算の引き出し方」

ザキヤマ: 「ここからはアディショナルタイム(視聴者からの質問コーナー)に突入します!YouTubeのコメント欄から熱い質問が届いています。『使いたい項目が補助金の対象外だったりして、申請の手間を考えると、まだ先なのかなと思っています』というお悩みですが、お二人ならどう答えますか?」

酒井: 「よくあるお悩みですね。でも、必要がないのに『補助金が出るから』という理由で機械を買って、結局工場で眠らせて使いこなせない……というのは本末転倒です。本当に今すぐ必要な投資であれば、補助金に縛られずに今すぐ自腹や融資で買う方が、将来の利益につながるスピードが速い。そこは一歩立ち止まって、経営の優先順位を考えていただきたいなと思います。」

竹原: 「僕のところにもね、『何か使える補助金ないっすか?』って仕事の相談に来る人が半分くらいいるんですよ(苦笑)。僕は診断士じゃないので酒井さんを紹介しますけど、補助金ありきで事業を考えるとリスクしかない。事業者なら、まずは『次にどんな面白い手を打つか』のアイデアをたくさん持っておくこと。そのアイデアの種をプロの前に並べれば、『じゃあ、これは国の補助金、時給を上げるなら社労士さん案件、これは県のやつね』って、プロが勝手に仕分けしてくれますから。」

ザキヤマ: 「まさに!支援側の立場でいいうと、僕らマーケターの仕事って、クライアントの『予算がない』という言葉で諦めることではないと思うんです。地方の中小企業さんを支援するとき、東京の大企業と同じ予算感では戦えない。だからこそ、マーケターが経営の懐に一歩踏み込んで、『この施策をやるために、補助金を使いましょう。銀行融資を引っ張りましょう。クラウドファンディングで資金とファンを同時に集めましょう』という“予算の引き出し方”をセットで提案できるようになること。これこそが、これからの時代に求められる超一流の支援者の視点だと僕は確信しています!」

まとめ

今回の対談を通じて僕らが見出した共通の哲学、それは「補助金は、良い未来を作るための“手段”であって“目的”ではない」ということです。

補助金というシステムは複雑で、ルール変更も頻繁に起こる生き物のようなもの。だからこそ、一人で画面に向かってアレルギーを起こすのではなく、まずは地域の商工会議所や、信頼できる中小企業診断士、そして何より僕らの「静岡マーケティングサロン」のようなビジネスコミュニティの仲間に、雑談ベースで「こんなことやりたいんだよね」と壁打ちすることから始めてみてください。自然と情報が降ってくる環境に身を置くこと自体が、経営のセーフティネットになります。

静岡のビジネスは、まだまだこれから面白くなりますね。酒井さんのような若手・女性診断士の力や、竹原さんのような地域に根ざす熱いプレイヤー、そして僕らマーケターが手を取り合って、盛り上げていきましょう!
レッツポジティブマーケティング!

登場人物紹介

■ 竹原 興紀
事業内容 : 薪釜ナポリピッツァ飲食店経営、エステサロン経営、動画教育事業、創業支援、マーケティング支援、AI活用支援
URL https://www.filmpresso.com

■ 酒井(さかい ゆきの)
埼玉県よろず支援拠点
https://saitama-yorozu.go.jp › コーディネーター
袋井市出身 中小企業診断士/MOT(技術経営修士). 人材業界での法人営業やWeb領域の実務経験を活かし、企業や事業の強みを整理し「選ばれる形」に整える支援を行う。

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