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【小説】二・ラメッコ 登場人物⑤

 貴重な時間の中、お立ち寄り頂きありがとうございます。

 さて、『エピソード0』の登場人物についての話を続けております中、
第5回目は、チャレンジャー陀羅氏内の所属する『ソンタック』の面々についてとなります。因みに『ソンタック』という名称は、『忖度』という言葉から来ております。
 まず試合ではCEOであり、ジムの会長でもある久留師友くるしゆうであります。当初名前を久留州宇内くるしゅうないとしておりましたが、陀羅氏内と名前の響きが近いということで変更しました。由来は「くるしゆうない」から来ております。業界歴は長く、重鎮と呼ばれておりますが、実体はと言えば、「神輿は軽いほうがいい」というところでありまして、周囲のブレーンが優秀だから今があるといった人物であります。だからといって、無能な割に地位にあぐらをかいてふんぞり返っている訳ではなく、親分肌で面倒見も良く、いざという時の尻拭いは全く厭わないことから、自然と人が集まって担ぎ上げられていくといったタイプであります。試合展開の中では、一喜一憂するだけで余り役には立っていないように見えますが、邪魔にもなっておらず、良い意味で風通しの良いオープンな環境を作り上げるのに一役買っております。言うなればいじられキャラ的なポジションといったところでしょうか。
 そしてTRとりまきれんちゅうでは、『コンサルタント』ベテランのウェイクアッパー時音うぇいくあっぱー ときね・『コンシェルジュ』いぶし銀生茂 手梨おもてなし・『MGRマネージャー』名裁き鬼野昭和きのあきかずを挙げておきます。ウェイクアッパー時音の由来は『目覚まし時計』、生茂手梨は『おもてなし』、鬼野昭和はコンプライアンスのなかった『鬼の昭和時代』から付けてみました。
 彼らはCEOの久留師友を合わせて『万全のカルテット』と呼ばれ、アットホームで家庭的な『温井ジム』とは対象的に、エンターテインメントの王道を目指したド派手な演出が売りとなっており、今回のタイトルマッチにおいても、その真骨頂が随所に散りばめられております。その最たるものが、大名行列を思わす入場シーンであります。
 そうした面々の中、コンサルタントのウェイクアッパー時音は、派手で陽キャな周囲の中、沈着冷静に全体を見渡す司令塔となっており、試合の組み立てや戦略は彼に腕にかかっているといっても過言ではありません。
 次にコンシェルジュの生茂 手梨ですが、裏方の裏方的ポジションのため、出番はかなり少なくなってしまいましたが、見えぬところで効果的な働きを見せるつなぎ役であり『いぶし銀』と呼ばれる所以でもあります。
 そして、MGRの鬼野昭和でありますが、場を回すことには一日の長があり、『名裁き』と呼ばれるのはそうしたところからであります。今回は100人を超える『パフォーマー」『ニューカマー』を率い、大きなアクシデントもありながら、見事最後まで仕切りきる大仕事を成し遂げました。
 チーム『ソンタック』の面々は、表向きはド派手な演出で、アドリブその場の勢いで事を動かす陽キャな外見のようでありなから、実体はその裏で
キチンとしたシナリオの中で緻密で繊細な『笑わすことへの執念』を徹底してきたニ・ラメッコにおけるプロ集団なのであります。
 
 
 

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