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傅山『千字文』

山に籠って111日目です。

傅山の千字文を臨書しました。


傅山(1607-1684)
明末清初の書画家。
特に先駆的な「連続草書」でよく知られる。その名の通り、流れるような優美な特徴を持つ。

王羲之、虞世南、趙孟頫、董其昌などさまざま習うが、家の伝統により顔真卿を重視し、技巧に走らない素朴な書を良しとした。いい書はいい人柄から生まれると言う。どんな人柄がいいのかというと気骨があり清廉潔白であることだ。二朝に仕えた趙孟頫を批判し、国のために命を落とした顔真卿に心酔した。

仏教、道教ばかりかイスラム教にも詳しく、医学の知識もあり、貧しい時には医療で生計を立てた。
清朝から取り立てられても辞退し、明朝に忠義を立てたため尊敬された。

彼の芸術理念である「むしろ拙なるも巧みなるなかれ、むしろ醜なるも媚なるなかれ、むしろ支離なるも軽滑なるなかれ、むしろ直率なるも安排なるなかれ」※は、300年以上にわたり高く評価されている。

※注釈※
彼の芸術理念が打ち出された背景について

唐代から清代にかけて、各世代の書家は「二王」(王羲之と王賢之)の影響を受けて育った。
同じ手本でありながら時代によって、美の価値観には変遷がある。晋代の人々は優雅さを重んじ、唐代の人々は規則を重んじ、宋代の人々は意図を重んじ、明代の人々は様式を重んじた。
明代の書作品の多くは、「丹念に作り上げられた」印象を与える。それを傅山は技巧的で弱々しく表面的だと批判したのだった。


<参考資料>
宇野雪村『中国書道史』木耳社 1972年

王冬梅編『傅山』中国書店 2012年

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