智永『楷書千字文』
山に籠って84日目です。
智永『楷書千字文』を練習しました。



中国の小学生が練習に使う米字格の用紙を使っています。


智永(生没年不詳 梁・陳から隋くらい)
王羲之の五男・王徽之から続く7代目の子孫であり、王羲之の書法をもっともよく伝える。
性格は寡黙で、立身出世よりも書道の探求に没頭した孤高の書家だった。使い古した筆で塚が築けるほどの練習量だったと伝わっている。
智永の書を求める人たちで、門の敷居に穴があき、鉄板で補修したため「鉄門限」と呼ばれたという。
永欣寺の閣上に30年とじ籠って『真草千字文』800余本を臨書し、江東地区の寺に配った。そのうち1本は正倉院を経て現在は京都の小川家が所蔵している(昭和28年国宝指定)
王羲之の『蘭亭序』を所有していたが、智永の没後、譲り受けた弟子の弁才が、唐の太宗皇帝の策略にはまって奪われてしまったという伝説が残る。
代表作
・智永真草千字
真書(楷書)と草書で書かれた千字文。毎行10字、総じて202行。
<参考資料>
真田但馬著『中国書道史 上』木耳社 1967年
中山不動『初学者のための中国書道史入門』文芸社 2024年
